人口問題2007年02月01日

柳沢厚生労働大臣が講演で少子化問題について語ったときに女性を「子供を産む機械」と表現したことが問題になっているが、これは表現の是非以外にも突っ込みどころの多すぎる発言だ。

まず「人口を増やすには女性一人あたりたくさん子どもを産んでもらうしかない」という発言の主旨が間違っている。女性が産む子どもの人数が変わらなくても、出産年齢が下がれば短期的には人口が増える。

それ以前に「人間の頭数さえ増えれば良い」という考え方は、女性に限らず人間全般を何かの目的のための手段と捉えているわけで、根本的に間違った態度である。

そもそも人口が減るのはそんなに悪いことなのか? 環境、食料、資源など様々な問題において人間の数が少ない方が有利である。人数が少ない方が集団に埋もれにくくなって一人一人の値打ちが上がるという考え方もできる。

僕が思うに少子化は気まぐれに起こっているのではなく、近代化の進展による必然だと思う。近代化によって世の中が複雑になると、子どもを育てるのも難しくなるし、それ以前に大人が生きていくだけでもしんどい。小手先の政策でどうにかなるものではないだろう。産めよ増やせよとか言っていれば済むと思っているんだろうか。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://bun.asablo.jp/blog/2007/01/31/1154446/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ ぷにっと囲碁!なブログ 〜囲碁とほっぺたが大好きな人の日々のつぶやき。〜 - 2007-03-12 21:22

■「産め産め節」を唱える「産め産め族」

 どうもです。都筑てんがです。
 体調不良で、ここしばらくダウンしてました。

 で、今回は、柳沢発言関連…ていうか、少子化問題の続きなんですが…。

出産を「生産性」と発言した菅氏
http://www.komei.or.jp/news/daily/2007/0207_08.html

(略)菅氏は、愛知県知事選が告示された1月18日に名古屋市東区で演説を行い、「愛知も東京も経済がいい。生産性が高いといわれるが、ある生産性は、一、二を争うぐらい低い。子どもを産む生産性が最も低い」(1月19日付「朝日」名古屋地方版)と述べたという。(略)
livedoor ニュース - 「生殖能力失った女は無駄で罪」
http://news.livedoor.com/article/detail/3019524/

(略)「石原知事は01年に女性週刊誌のインタビューで、学者の発言を引用する形で『文明がもたらした最も悪しきものはババァ』と発言し、100人を超える女性から訴えられました。この裁判には知事が勝ったが、昨年には新たに第2次『ババァ発言』裁判を起こされている。柳沢発言の直後の先月30日にも、5回目の口頭弁論が行われたばかりでした。石原知事はこの週刊誌で『女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪』とも言っているが、この問題を追及した議会では『年とった女の人は、ほかの動物の生存の仕方に比べれば、かなり横暴な存在である』と暴言を吐いていた。柳沢大臣もヒドいが、石原知事とは比較になりません」(略)
 …はぁ…なんていうか…もうね…。

 …。
 ……。
 ………。

 貴様等の辞書に「育てる」って単語は無いのか、この「産め産め族」め。

 …ってなわけで、今回も、少子化対策のお話をしたいと思います。