於茂登(おもと)2008年04月05日

石垣で買って来た泡盛。麹の香りが強くて本格的な味。石垣島で泡盛を飲んだわけではないのだが、沖縄そばを食べるたびに「こーれーぐーす」(唐辛子の泡盛漬け)をかけているうちに泡盛の香りになじんできた。日常生活をちょっとでも沖縄化するために、これからしばらく泡盛を飲むことにする。

於茂登岳は石垣島にある沖縄県最高峰で、標高526m。竹富島から見ると、なかなか良い感じにそびえていた。於茂登岳は都道府県最高峰のうち一番低いのかと思ったらそうではなく、千葉県の愛宕山408mが最低なのだった。

オリオン・ドラフトビール2008年04月07日

僕はビールに関して麦芽原理主義なのでなるべく他の原料が入っていないものを選ぶのだが、昔からオリオンビールだけはOKなのだった。麦芽が少ないとホップの青臭さや苦味が強く出すぎるものだが、オリオンはそうでもなくてスッキリ飲める。

本土地方ではアサヒ・オリオンドラフトとしてアサヒビールが販売しているが、中身は沖縄産。沖縄では酒税が20%軽減されているが、県外出荷分については軽減されないそうである。なぜか全ての文章が「何々だが、何々だ」になってしまった。

「BEGINライブ大全集」 BEGIN2008年04月11日

この前の日曜、スーパーに買い物に行った時、CD売り場にBEGINの新譜がたくさん置いてあるのが目に付いた。そういえば、BEGINは夏川りみと並んで石垣島が生んだ2大スターなのだった。石垣ではどこに行っても沖縄の音楽が掛かっていて、一番よく聞いたのは夏川りみの「涙そうそう」である。「涙そうそう」は森山良子の曲だと思っていたが、BEGINの曲に森山良子が詞を付けたもの。

普段こういうフォーク系の音楽は聴かないのだが、石垣島出身というだけで興味が湧いたので試聴機で聴いてみると、とても良かったので買った。歌詞やMCでも沖縄の生活や歴史の話題が多いが、音楽自体にも南の島の開放的な雰囲気があって、石垣島の空気がよみがえってくる。BEGINのおかげで日常生活の沖縄化が一歩進んだ。

ドラゴンフルーツ2008年04月22日

サボテン

最近、何となくサボテンを育てたいと思っていたところ、石垣の商店街あやぱにモールの土産物屋でドラゴンフルーツの苗というのを見付けた。ドラゴンフルーツがサボテンの実だったとは知らなかった。大阪でも育つのだろうかと説明書きを見ると、「霜が当たらないところなら育つ、2~3年で実をつけます」と書いてあるので買った。1000円。

家に帰って園芸好きのうちの奥さんに鉢に植えてもらった。大きな実が成るとは思えないが、どんな風に育つのか楽しみだ。

「沖縄・離島のナ・ン・ダ!?」 沖縄ナンデモ調査隊(双葉文庫)2008年04月23日

石垣島あやぱにモールの本屋に入ると、例によって三線の音楽が流れていて、沖縄関連の本がとてもたくさん並んでいた。沖縄の本屋はこういうものかと思って眺めていると「沖縄関連書籍の品揃え全国一」というような張り紙があった。なるほど、社会問題から歴史、言語、音楽関係までものすごく充実している。

その中から気軽に読めそうな「沖縄・離島のナ・ン・ダ!?」という文庫本を買って、帰りの飛行機で読んだ。石垣の食堂に必ず置いてあった香辛料「ぴーやし」は石垣島と竹富島でしか使われていないとか、島ごとにいろいろ違いがあるのだなあ。大雑把にいうと、沖縄というのは本島周辺の琉球文化と石垣島の属する先島文化に分かれているようだ。いろいろ面白かった。

横浜2008年04月26日

僕が仕事をしている会社がレンズ設計製造展に出展したので手伝いに行った。会場はパシフィコ横浜。最寄駅はJR桜木町かみなとみらい線みなとみらい駅とある。でも桜木町からは遠い。手帳の「横浜地下鉄路線図」を見るとみなとみらい線というのは横浜から出ているようだ。

新横浜で新幹線を降りて在来線で横浜まで行き、乗り換えようと地下鉄の駅まで歩いたらみなとみらい線が無いではないか。みなとみらい線→の表示を頼りになんか元来た方向に戻ってたどり着いてみれば、東横線の横浜駅。みなとみらい線って地下鉄かと思ったら、東横線の延長じゃん! 菊名で乗り換えれば良かったのか。予定より10分遅れでパシフィコ横浜に着いた。

お客さんが来なくてショボンとしてないかと心配していたら、予想外に名刺がいっぱい溜まっていた。僕が着いてからもわりとコンスタントに人が来る。光学業界は狭いので、僕が会社員時代に知っていた人物が歩いているのを何人か見かけた。あまり話したくも無い相手が我々のブースの前を通ったときは下を向いてやり過ごした。

夜は「横浜だからシュウマイを食べよう」ということになり中華街に行く。そうくると思って点心の店を4軒調べてあった。横浜の中華街って神戸の南京町より何倍も広いけど人が少ないなあと言いつつ、うろうろしているうちにそのうちの1軒を見付けたのでそこに入る。菜香市場通り店という香港式の飲茶の店。僕はフカフレより北京ダックより香港飲茶が好きなのだ。豆鼓排骨はやっぱり旨かった。

降り出した雨の中、桜木町駅前のホテルまで歩いたら結構遠かった。ホテルのテレビを付けてどうせ阪神戦は見られないだろうなと思いながらチャンネルを変えていたらBS1でやっていた。中日と延長12回までやって引き分け。おかげで退屈せずに済んだ。

翌日も盛況。会社員時代に親しかった同僚が僕を見付けて声を掛けてきた。僕と同じときに会社を辞めたのだが、中国の会社に入って一人で広州に住んでいると言っていた。名刺には技術顧問と書いてあった。

5時に展示会は終了。隣りのブースの人が帰りの新幹線は大丈夫かと声を掛けてくれる。金曜日だから単身赴任の人で満席ですよ。しまった! 桜木町の駅まで急いで行く。エスカレーターの右側が空いているので関東に来た感じがする。ハアハア言いながらみどりの窓口で指定席を探してもらうが全くダメ。グリーン車はと訊いたが、回数券では差額を払ってグリーン車に乗ることはできません。

仕方無く新横浜まで行き、立ったままでも食べられるようにサンドイッチを買ってのぞみに乗る。何人か立っている人がいて、みんな文庫本を読んでいる。僕も洗面所の前に立って文庫本を読もうとするが、疲れていて読む気がしない。iPodで音楽を聴いてぼおっとする。時々時計を見るが驚くほど時間の進みが遅い。サンドイッチを食べる気もしない。家族に窮状を訴えるメールを送って気を紛らわせる。長い長い1時間半が過ぎたところで名古屋に着き、席が空いたので座ってサンドイッチを食べた。名古屋から新大阪までの1時間はあっと言う間だった。