ウッドコーンスピーカー自作キット SX-WD1KT2011年11月26日

毎年レンズ設計製造展に行くと、なぜかビクターのウッドコーンスピーカーの展示即売をやっていて、良い音だなあと思って聴いていた。そのウッドコーンスピーカーの自作キットというのが発売された。SX-WD1KTという機種が通販で2万円くらいで、ずっと買おうかどうしようか迷っていたのだが、最近アマゾンで1万7千円に下がったので買うことにした。

組立といっても、キャビネットにダクトを差し込んで、内側に吸音材のフェルトを貼って、ケーブルを接続して、ネジを締めるだけである。外観は下塗りしてあるだけなので、自分で塗装することもできる。下塗りがザラザラしているので、サンドペーパーをかけてオイルフィニッシュの塗料を擦り込んだら、良い感じになった。

気に入らないのは、片方のキャビネットの天板の色がヘンなことである。全然色の違う板を継いである。外観不良でクレームを付けようかとも思ったが、中国製で安いのだからしょうがないと思って諦めることにした。自然の木の色が一定でないのは当たり前だが、ヘンな色の板は天板じゃなくて底に使えば良いのに。

さっそく自作のアンプに繋いでみると、とてもクリアで良い音がする。いわゆる空気感が再現されているように聴こえる。生楽器のジャズを聴くと値打ちが分かる。ただ、低音は弱い。近くで小さい音で聴くと高音に負けてしまう。ボリュームを上げて離れて聴くと、多少はバランスが良くなる。

僕が買って2週間ほど経つと1万4千円に下がり、今現在は2万円に戻っているようだ。損したのか得したのかよく分からないが、買って満足したから良しとしよう。