「Ruth」 ルス・コレヴァ2016年09月10日

ルス・コレヴァはブルガリア出身のソウル歌手らしい。リチャード・スペイヴンというドラマーが気になったので買った。

サウンドは静かでオシャレな感じのポップ。キーボードのV. Helbersという人が書いている曲もなかなか良い。

リチャード・スペイヴンはバスドラムとスネアの音数が多くて、複雑なリズムパターンをリズムマシンのように叩いている。メロディーから外したリズムを叩いたりするうえに、ミキシングもドラムが一番前なのでややうるさいが、そこが面白い。

「The Epic」 カマシ・ワシントン2016年09月20日

カマシ・ワシントン本人のテナーにトロンボーンとトランペットを加えた3管が中心のバンドだが、半分ほどの曲では、そこにストリングスや10人以上のコーラスが入って壮大なサウンドになる。

基本はファンクっぽいジャズで、16ビートのフュージョンみたいな曲もあれば、ソウルフルなボーカル曲も何曲かあるし、ドビュッシー「月の光」もやっていてバラエティもある。CD3枚組、17曲3時間弱という量と演奏の密度に圧倒されるが、小難しくて判りにくいような曲は無いので、楽しく聴ける。