お気楽論

奥さんが子供たちを連れて友人の家に遊びに行ったので自由行動ができる。珍しく車を置いて行ったのでゴルフの打ちっ放しに行くことにする。一年ぶりくらいか。ドライバー、６番、９番だけを持っていく。途中で安売り電器屋に寄る。最近テレビショッピングで盛んに宣伝している運動器具（手に持って振ると１秒間に４．５回振動して云々という例のやつ）が１４０００円のところ６０００円というので買おうと思ったのだ。でも、売り切れだった。一ヶ月後入荷予定とのこと。

練習場に着いて、２０００円分のカードを買う。手袋を忘れたことに気付く。１階の真ん中あたりの打席が空いていた。土曜のお昼頃はオヤジたちは来ないのか...などと考えてから自分も結構オヤジであるのを思い出す。１０００円分ほど打った。わりと好調で、素手でも手にマメもできなかった。

すぐ近くの吉野家に行き、「特盛」を注文しお新香をとる。学生の頃は「並」に卵をつけるというパターンだった。ビールがめちゃめちゃ飲みたいけど、飲めない。学生の頃はビールなんか飲みたいとも思わなかった。僕がビール好きになったのは２０代後半からだ。特盛が来たので七味を振って食べようとすると箸と丼を持つ手が震えた。運動不足の極みだ。

家に帰り、自転車で薬屋へ行って包帯とテープとガーゼを買う。娘の足が蚊に刺されてトビヒになってしまったので、しばらく毎日薬を塗ってガーゼを替えてやらなくてはならない。

再び家に帰り、アイスコーヒーを飲もうと思ったらフィルタがないので、再び自転車に乗り近所のスーパーに買いに行く。ついでにチョイスビスケットを買ってくる。アイスコーヒーを作って牛乳を少し入れる。台所のテーブルにパワーブック2400を持ってきてＦＭラジオをつけて、チョイスビスケットを食べてコーヒーを飲みながら「小脳論」の文章を修正する。

奥さんと子供たちが帰ってくる。娘は眠っている。奥さんから友人宅にあった巨大な水槽の話を聞く。沖縄から空輸したサンゴを飼っていたとのこと。イソギンチャクやヤドカリもいたという水槽の絵を息子がノートに書いてきたので、それを見せてもらう。娘が目を覚まして、ドングリころころの歌を振り付きで歌ってくれる。晩ご飯を食べてから奥さんの実家へ行って息子とスーパーファミコンのマリオをやる。息子がクリアできるのは最初の２面だけなのだが、飽きもせずにエンエンとやっている。１日３０分という約束である。ゲームの説明書を熱心に読んで、キャラクターの名前なんかを克明に記憶しているのには感心する。