日記2002年02月05日

会社を休んで、税務署に確定申告をしに行く。10時頃のチンチン電車に乗る。平日昼間のチンチン電車に乗っているのは中年女性ばかりだなあと思いながらぼおっと座っていると、ある停留所でモデルのように背が高くててファッショナブルな若い女性が僕の前を通った。どこかで見たことのある横顔だ。僕が家を買った時に分譲地の販売センターでいつもお茶を出してくれた不動産会社の女性社員のような気がした。チンチン電車の窓から外を見ると、目の前のビルに「○×不動産販売」の看板がかかっている。彼女は吸い込まれるようにそのビルに入っていった。

チンチン電車を降りて5分ほど歩いて税務署に着く。去年、不動産取得税の免除申請に来たことがある。確定申告の申告会場というところに行くと大きな会議室に会議机がたくさん並んでいて、たくさんの人が用紙に何やら書き込んでいる。まるで入学試験の会場みたいでもある。僕も用紙をもらって座る。

僕の向かいに座った30過ぎとおぼしき男はしょっちゅう税務署員に質問している。去年は7ヶ月しか働いてないんです。子どもは2人おるけど、嫁ハンはおらんのですわ。事情は判らないがいろいろと大変そうである。かと思うと、僕の後ろではおじいさんが税務署員に何か聞いている。税務署員は「税金払ってないんですか、それなら何も戻ってきませんねえ」と答えた。

もらったパンフレットと源泉徴収票を見ながら1時間くらいかけてなんとか記入し終えた。税務署員が近づいてきて、どうですかと聞くので書いたものを見せる。住民票、家の建築契約書、登記簿抄本などの書類が揃っていることを確認する。どちらにお住まいですか? **市です。すると、税務署員は「それならここではありません、$$税務署の管轄です」と言うではないか。前に免除申請に来た不動産取得税は府税だからここで良かったのだが、所得税は違うのだった。$$税務署に郵送すれば良いとのこと。

銀行へ行き、駐車場代を振り込む。新しくできた大きな書店を見に行く、広いことは広いが品揃えがイマイチである。難波か梅田のジュンク堂に出かける必要はまだある。辞書の棚で和英辞書を見る、ちょっと気に入ったのがあったが、もっと見比べないと決められない。

家に帰って、昼食にスパゲティでも食べようと思ったが、昨日の残りのご飯とシチューが少しあったので、それを温めて食べることにする。ちょっと物足りないので、冷凍のコロッケを揚げて(揚げ物は苦手なので、料理本を見ながら慎重に揚げる)キャベツを刻む。自作の黒ビールを飲む。少し酸っぱいのは雑菌のせいか。食後にスターバックスのクリスマスブレンドをいれて飲む。