日記2000年07月15日

朝、息子が右脚を引きずっているので「どうしたん?」と聞くと、ヒザが痛いのだと言う。そういえば、さっきも階段を踏み外していた。歩かせてみると、派手によろけるので心配になる。そういえば、昨日、保育園で誰かとぶつかって手洗い場の角で頭を打ったと保母さんが言っていたのだった。ぶつけたのは頭の左側なので、関係あるかもしれない。気分は悪くないようだし食欲もあるし顔色もいいので、多分関係ないとは思うが、一応医者に診てもらうことにする。先に診察券だけ出そうと思い、自転車で5分ほどのところにある子供診療所に行く。途中、蝉の鳴き声が聞こえる。蝉が鳴いたら梅雨明けだ。生き物は気象台より正確である。診療所の受付で相談すると、「気分が悪くないのなら小児科では何もできない」と言われ、外科や脳外科のある大きな病院を教えられる。

家に戻って奥さんと相談し、僕が車で連れていくことになる。奥さんは自転車で娘を歯医者に連れていく。車で5分ほど走ったところにある病院の駐車場に車を停めて、息子をおんぶして受付へ行く。まず、整形外科で相談することになる。待っている間、折り紙の本を見ながら折り紙をする。しばらくして、誰かに声をかけられる。保育園の(教頭みたいな立場の)先生だった。奥さんが保育園に電話して様子を話したので、心配して来てくれたのだった。頭を打ったのは心配だが、急に脚が痛くなるのは「成長痛」かもしれないと言う。ある日突然痛くなって、しばらく歩けないこともあるらしい。

ネクタイを締めて白衣を羽織った整形外科の先生は、原因はいろいろ考えられるが、レントゲンを撮らないとわからないと言う。次に脳神経外科に行って、順番を待つ。事務の女性に症状を聞かれて説明する。保育園の先生と園舎の建替えの話をする。息子はまた折り紙を折っている。先生に「保育園でもマジメだ」と言われる。名前を呼ばれて診察室に入る。水色の手術着みたいな上下を着た女医さんが、膝だけが痛いのなら神経は関係ないと言う。神経の問題の場合は、ある部分から先は全体がマヒするんだそうだ。息子を抱えて放射線撮影の受付に行って、待つ。撮影の番が来るまで、また折り紙の続きをする。撮影が終わって現像できるのを待つ。現像済みのフィルムが3枚入った袋をもらって整形外科に戻る。フィルムを袋から出して見てみるが、何も分からないので、すぐ袋に戻す。

会社の同僚に声を掛けられる。彼は昨日会社を休んでいた。高熱が出るので肺のレントゲンを撮ったのだと言う。保育園の先生は保護者会があるからと言って保育園に戻る。整形外科の先生が息子の膝のレントゲンフィルムを見て、別に悪いところは無さそうだと言う。成長痛かも知れないとも言う。看護婦さんが湿布をして、その上からテ-ピングをしてくれる。息子を抱いて、会計の窓口の前まで行く。会計の順番を待っていると、息子の保育園の友達に会う。彼は両親に抱えられている。お腹のあたりに氷の入った大きなビニ-ル袋を当てている。ヤケドをしたのだと言う。何か大変な事態のようにも見えるが、本人は平気な顔をしていて、脚を引きずっている息子を見て「大丈夫か?」と声を掛けてくれた。

家に帰ってから、保育園に電話して先生に大したことは無さそうだと伝え、お礼を言う。娘が家の前でプ-ル遊びをしていると、息子が服のままで頭からプ-ルに突っ込みビショビショになる。ヒザのテ-ピングも湿布も濡れてしまったのではずす。もう治ってしまったようである。即席沖縄そばを作って息子と食べる。あまりおいしくない。ふう、疲れた。

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