「西洋音楽史」岡田暁生(中公新書) ― 2006年04月02日
副題が「『クラシック』の黄昏」というくらいで、クラシックはもう終わりだという認識のもとに、クラシック音楽がどういう風に変化してきたのかを語っている。専門用語を使わず率直で断定的な文章で書かれていて面白い。僕はクラシックはあまり聴かないが、音楽の構造がどう発展してきたかがよく判る。
最後の章でポピュラー音楽にも触れていて、ドレミ音階を使ってドミソ等の和音で構成されるポピュラー音楽はクラシックのロマン派を継承しているという話はナルホド。
クラシックは200年くらいかけて発展して末に行き詰まったというわけだが、他のジャンルでもジャズはマイルズがポップ・ロックはビートルズがひととおりやり尽くして行き詰ったのは同じである。その先の可能性がラップにあるとも思えないし、いったいどうなるのだろう?
→ 「音楽の聴き方」岡田暁生
→ 他の音楽本の記事
最後の章でポピュラー音楽にも触れていて、ドレミ音階を使ってドミソ等の和音で構成されるポピュラー音楽はクラシックのロマン派を継承しているという話はナルホド。
クラシックは200年くらいかけて発展して末に行き詰まったというわけだが、他のジャンルでもジャズはマイルズがポップ・ロックはビートルズがひととおりやり尽くして行き詰ったのは同じである。その先の可能性がラップにあるとも思えないし、いったいどうなるのだろう?
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