サッカー ― 2006年06月26日
日本対ブラジルの試合が始まってしばらくは「日本がんばれ、あーブラジルは流してるなあ」などと思いつつロナウジーニョのプレーを鑑賞していたのだが、15分くらい経った頃にふと「ロナウジーニョはボールをあまり見てない」ということに気づいた。そう思ったらブラジルの選手はみんなそんな風に見える。彼らの目は周囲の状況把握に専念して、ボールのことは脚に任せているのではないか。
前半ロスタイムにロナウジーニョから反対サイドへのふわっとしたパス、それをヘディングでふわっとゴール前に入れてロナウドのヘディングでゴール。日本の選手はこういう浮いたボールに弱い。たしかオーストラリア戦の時も解説の人が言っていたと思うが、みんながボールウォッチャーになってしまってマークが疎かになる。思い起こせばドーハの悲劇も2002年大会のトルコ戦でも 、空中を漂うボールをみんなで空しく見送っているうちに全てが終わったような気がする。
2010年に向けての日本代表の課題は「組織か、個人か」とかで揉めてる場合じゃなくて、「ボールばっかり見ないようにする」でしょう。すごくシンプルだ。いつも首を振ってキョロキョロと周りを見渡しているナカータはやっぱり世界レベルだ。
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