「ワルツを踊れ」 くるり2007年07月07日

くるりの音楽はいつも完成度は高い。面白いことや実験的なこともやるが、肩の力が抜けていて耳になじむ。逆にいうと、あまりインパクトは強くない。地味だ。これでいいのだ的な意志は感じるのだが、内向的というかやや自己充足的世界に聴こえた。派手じゃなくてもいいから、もう一味何か訴えるものがあってもいいのではないかと思われた。

今度のアルバムはウィーンで録音したとのことで、音が良い。さすがは音楽の都である。音が良いせいで、曲もやや派手になったような気がする。味は良いのだけど食器や内装にあまり気を使っていなかったレストランが改装して雰囲気が良くなった、という感じ。

今までよりポップな感じの曲が多くなってなかなか良い。ちょっとサービス精神が出てきたのではないか。メンバーが2人になってしまったことと関係しているのかな。京都弁のラップみたいな曲も面白い。アレンジがポール・マッカートニーの「Live and Let Die」の後半に似ている。

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