アバター2010年02月05日

3年ほど前に3D映像表示装置を設計したこともあり、3Dに興味があるので「アバター(3D・吹替え)」を観てみた。 まあ仕事の一環である。平日朝9:30の回なのでガラガラ。観客は50人くらい。ほぼ真ん中の席。偏光メガネは結構ごっついが意外に気にならない。でも、メガネをかけると暗い。片目に入る光量は半分くらいになるわけである。

CGは凄いけど、3Dである必要はあまり無いと思う。ワイドな構図の場面では偏光メガネをはずしてもほぼ普通に見ることができるし、メガネをはずした方が明るくクリアに見える。狭い場所の場面では遠近感がよく判るが、だからどうしたという感じ。空を飛ぶ場面などは普通の2D映像であっても視点の移動による遠近感が生じるので、実は3Dの値打ちはそんなにない。前の方の席で見れば没入感があって面白いかもしれない。首が疲れそうだけど。

ストーリーはキャメロンらしく単純な勧善懲悪で、映像に立体感はあっても話に奥行きが無い。宮崎アニメや「マトリックス」その他いろいろを表面的になぞっているだけだ。一言でいうと「USJのアトラクションを長時間見ているようなもの」。2時間40分飽きないが、もう一回見たいとは思わない。何回見ても面白い宮崎アニメや「マトリックス」とは全然違う。

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