「うれしくって抱きあうよ」 YUKI2010年03月15日

ここ数年、僕が一番よく聴いている音楽はYUKIの「joy」と「WAVE」だった。ポップなのに訳の判らなさがあって、不思議と飽きない。このアルバムも前2作の延長線上にあるのだが、何か新しい世界に到達しているような気がする。何となく音が明るいし、良い曲が多い。

前作までは夜眠っている間に見たカラフルな夢を音で再現しているような感じだったが、このアルバムは昼間の世界を表現しているような印象を受ける。そう思って曲名を見てみると、1曲目が「朝が来る」で最後が「夜が来る」だから、やっぱり昼間のことを歌っているのだ。しかし、なぜ音を聴いただけでそう感じるのだろうか。音が分厚い代わりにエコーが浅いからかもしれない。

ロックやエレクトロ・ポップの曲が減って、普通のポップの曲が増えた。これはつまりサウンドに占めるヴォーカルの比重が大きくなったということだ。ビッグバンドジャズの曲なんかもあって面白い。「葭屋猪黒大宮へ」という歌詞は、何かと思って調べたら、京都市内の南北の通りを覚える歌だった。

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