「The Professional」 ロバート・B・パーカー ― 2010年08月01日
今年1月に突然亡くなってしまったパーカーさんの「探偵スペンサー」シリーズ37作目。1973年から大体年一冊のペースで続いていて、僕が読み出したのは1980年頃だった。同じ1973年に連載が始まった野球漫画の「あぶさん」と同様に、執筆時の同時代の設定である。あぶさんは今年62歳で引退したが、スペンサーはタフガイとしての現役最高齢記録を更新中である。
最近は読みたい本が無くなって困っているのに、パーカーさんまでいなくなったのは非常に寂しい。最後のスペンサーかも知れないと思って、寝る前にゆっくりチビチビと2週間くらいかけて読んだ。読み終えて調べてみると、まだあと2作残っているみたいなので楽しみだ。
ワカメそーめん ― 2010年08月03日
「ワカメスープの素」を水で溶いてそーめんにぶっかけて食べてみたら結構いけた。お湯を使わないせいでネギのかけらが辛い。
「OTRL」 奥田民生 ― 2010年08月09日
奥田民生の新譜。なかなか良い曲が揃っている。歌詞もいつもながら面白い。そういう風に普通に聴いてかなり良くできたアルバムなのだが、全ての楽器を一人で演奏していて、しかもライブハウスの観客の前で多重録音したという画期的な作品。奥田民生の曲にはビートルズからの引用が多いが、こういう新しい形式を思い付いて実行してしまうところもビートルズ的だ。
「ひとりカンタビレ」という3時間くらいのライブ1回ごとに1曲ずつ録音していて、そのうちの1回はネットで中継していたので見た。CDの初回版にもダイジェスト映像のDVDが付いている。ここでもちょっとだけ見られる。すごく面白い。時間に制限があるからいろいろ試行錯誤することもできず、多少リズムがおかしくてもそれなりに他の楽器を合わせていく。簡単そうに演奏して、みるみるうちに曲ができあがるのだが、3時間で1曲仕上げるというのは驚異的な技だ。
タコライス ― 2010年08月26日
奥さんがタコライスが食べたいと言うので作ってみた。検索したレシピを参考にする。牛ミンチとタマネギのみじん切りを炒めて塩胡椒、ケチャップ、ソースで濃い目に味付け。ご飯にレタスの粗みじんを敷いて、肉を載せて、シュレッダーチーズをかけて、トマトを添えてできあがり。簡単だ。
子供たちにも非常に好評だったので、数日後にまた作る。牛ミンチだとちょっとパサパサするので合い挽きにすると油が出たが、この方が食べやすい。奥さんがタイ料理のスイートチリソースの瓶を買ってきたのでかけてみるとベリーグー。
「ゴーヤ1号」 ― 2010年08月28日

5月の連休にキュウリとゴーヤの苗を植えた。キュウリは3週間で最初の実を収穫できたが、ゴーヤは全然実がならない。今頃になってやっとタマゴぐらいのができた。
どちらも同じように朝晩水をやっただけだが、何か失敗しているのだと思い調べてみると、「ゴーヤの雌花は孫蔓に咲くので、親蔓を摘芯すべし」とのことであった。
薄切りにして2分茹で、「追い鰹つゆ」とゴマ油であえて食べた。
間接民主主義 ― 2010年08月30日
日本の総理大臣は与党内の勢力争いで決まる。それで、何となく民意とズレた権力者が生まれることになる。その民意というのもマスコミの論調に誘導されがちなので、民意が反映することが良いかどうかも不明だが、何しろ与党の政治家が勝手に決める経緯には、痒いところに手の届かないようなもどかしさがある。
ある総理大臣候補に衆議院議員の過半数(0.5)が投票すれば当選するが、過半数を持つ与党議員が誰に投票するのかは、与党内のいわば予備選挙で決まる。党員票とか細かい話は抜きにすると、だいたい与党衆議院議員の過半数(0.5)の支持を得た人が総理大臣になれるわけである。
さて、その衆議院議員は小選挙区で投票数の過半数(0.5)を得れば当選できる(比例区の話はこの際省略)。その投票率は70%(0.7)くらいである。
以上を総合すると、0.5×0.5×0.5×0.7=0.0875 という計算になり、日本の総理大臣というのは、日本の有権者のうち1割程度の間接的な支持によってなり得るものなわけである。なるほど! ホンマかいな?
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