「Radio Music Society」 エスペランサ・スポルディング2012年04月18日

グラミー新人賞を取って超メジャーになったエスペランサの新譜。いつもながらお洒落で格好良くて高品質な音楽。声が良くて歌が上手く、演奏もうまく、コード進行が複雑。とにかく天才。

1作目「Junjo」がピアノトリオのジャズ、2作目「Esperanza」はポップ、3作目「Chamber Music Society」は室内楽とジャズの融合と来て、今回はポップ路線に戻ったが2作目のラテンっぽい感じが無くなった。「Esperanza」はスタジオライブのようなオフマイクで少し残響のある音だったが、今回はオンマイクでデッドな音。なんか'70年代ソウル風に聴こえる。

この人のキャラクターは最初「歌うジャズベーシスト」だったが、「Chamber Music Society」で「作曲家・編曲家」を前面に持ってきたところ、グラミーで有名になり、その勢いで完全に「ソウル歌手」として売り出しているようだ。オマケのDVDにアルバム全曲のPVが入っていたので演奏シーンを期待したのだが、連作短編風のドラマ仕立てでガッカリした。

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