「The Great Crossover Potential」 シュガーキューブス2013年04月17日

ビョークがソロデビュー前にやっていたロックバンド、シュガーキューブスのベスト盤。メランコリックな雰囲気のサウンドがちょっとポリスに似ているような気がするが、曲のインパクトは弱い。インディーズとしては良く頑張っているという感じだが、サウンドもリズムもややメリハリに欠ける。ビョークのボーカルだけは文句なしに良いのだけど。

ソロになってからのビョークは、例の低音の効いた打込みの他にもジャズやクラシカルなアレンジの曲もやるが、こういうロックのバンドサウンドだけは全くやっていない。とにかくギターの音を使わないのだ。ロックはインディーズ時代に充分やったということだろうか。

そう思って、ソロの「POST」なんかと聴き比べてみると、ビョークの声の活かし具合が全然違う。ギターの音は自分の声と音域や音質が近くてカブるから、もうロックはやらない、ということなんではなかろうか。

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