「小澤征爾さんと、音楽について話をする」 小澤征爾・村上春樹 (新潮文庫) ― 2015年04月03日
僕が持っている900枚くらいのCDのうちクラシックは30枚ほどしかない。しかもそのうち半分はグールド。クラシック音楽を聴いてもあまり楽しくない。クラシック音楽の聴きどころがちょっとは判るかなと思って読んでみた。
クラシックファンじゃないので、興味が続かないところは少し飛ばして読んだが、まあまあ面白かった。村上春樹はジャズ喫茶のマスターだったからジャズに詳しいのは有名だが、クラシックに関してもメチャ詳しい。小澤征爾はガチガチのクラシックの人かと思ったら、シカゴに住んでいたときには毎晩のようにブルースのライブを聴きに行っていたというのが意外だった。
文庫版のオマケで、大西順子と小澤征爾が共演した経緯が書かれていて、これが一番面白かった。
この本を読んで小澤征爾に好感を持ったので、CDを聴いてみようと思って検索したら、80歳記念で80曲入った5枚組CDというのが出ていて手頃なので買った。全般的にメリハリのある活き活きとした演奏で、クラシックにしてはグルーブがあるような気がした。
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