日記1999年02月03日

昼から雑用のため会社をフケる。まず会社の近くの銀行へ行く。途中、お寺の横を通る。そこに千利休の墓があり赤瀬川原平の「千利休、無言の前衛」(岩波新書)にもちらっと出てきたことを思い出す。銀行で駐車場代を振り込む。銀行を出て、昼ご飯を食べるところはないかと普段通らない道を1キロばかり歩くが無駄に終わる。寒かった。いつもより2つ先の停留所からバスで帰る。昼間のバスに乗っているのは老人と女性ばかり。

バスで家に帰り、自転車で駅前まで行く。途中の道には小学生がたくさん歩いている。銀行で家賃を振り込む。さっきの銀行で済ませなかったのは手数料475円を節約するためだ。銀行のそばのミスタードーナツでタンタン麺セットとエンゼルクリームを注文する。コーヒーはちょっと待てと言われる。豆を挽く音がする。しばらくして、挽きたていれたてのコーヒーを持ってきてくれる。ラッキー。店員の女の子がとてもテキパキと対応していて気持ちが良い。飲茶セットを食べ終わり、コーヒーを飲みながら「カラマーゾフの兄弟」を読む。なんでそんなものを読んでいるのかというと、いろんな本(例えば、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」)にこの本のことが出てきたからである。コーヒーのおかわりを入れてくれたのでプレーンクルーラーを注文する。揚げたてだった。またラッキーだ。コーヒーを飲み終えてミスタードーナツを出ると雪が舞っている。

向かいの本屋に入り、中田英寿についてのノンフィクションを買おうかと思い少し立ち読みする。面白そうだが、なんとなくやめる。村上龍の「全ての男は消耗品である」を立ち読みする。「私は自分の本は放っておいても売れるなどとは考えていないので、書店でサインをしたり仕入れ担当者と話をしたりするようにしている」というようなことが書いてある。そういう危機感を持てということである。面白いけど、この人の本は何度も読む気がしないので買わないことにしている。昔持っていた本もほとんど人にあげてしまった。雪が止んだので家に帰る。自転車に乗った高校生がたくさんいる。

夕方、奥さんと子供たちが帰ってくる。今日は、娘のアレルギー(彼女はタマゴを食べるとジンマシンが出る)を調べに駅前の医者に行くために僕も早く帰ってきたのだ。まず、僕が自転車で診察券を出しに行く。さっき通った道である。今度は勤め人らしき人々がたくさん歩いている。医者のところまで往復したら手がかじかんだ。交代に奥さんが車で娘を連れていく。帰ってきて奥さんが言うには、タマゴが+3(判定は0~+3)だったのは予想通りだが、なんと小麦も+2だった。これから3ヶ月タマゴを小麦を食事から抜かなくてはならない。保育園で対応できない時は弁当を作る必要がある。結構たいへん。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://bun.asablo.jp/blog/1999/02/03/6308701/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。