日記2001年01月08日

朝、目が覚めたら8時だった。正月休みですっかり生活のリズムが狂ってしまった。明日からはまた6時半に起きなくてはならないのだ。朝食にアンパンを食べていると、ファンヒーターがピーピーと鳴って「給油」のランプが点いたので給油する。家の裏に2つ置いてあるポリタンクのうちひとつが空で、もうひとつもあと一回分しかない。

ビートルズの「1」をかけていると、子供たちが「アホなこと言うてー」と歌い出す。ハッチポッチステーションでグッチがやっている「I Want To Hold Your Hand」のパロディを覚えていたのだ。僕と奥さんがパワーブックでPhotoshopの使い方をあーでもないこーでもないとやっている間、子供たちは僕の書斎(1畳)へ行ってパフォーマの幼児ソフトで遊んでいる。

娘が泣き出したので様子を見に行くと、電源タップのスイッチを踏んでコンピュータの電源が切れてしまったのだった。前に息子もやった。こんなことをしていると、ハードディスクが壊れてしまう。おまけに、「オシッコ!」と言うのでトイレに連れていくと既にお漏らししていた。僕の書斎は家中で一番寒いので、身体が冷えてしまったのだ。今度からはコ-トを着るように言わなくてはならない。

ビル・エヴァンズの「ワルツ・フォー・デビー」を聴き、パフィーの「スパイク」が終わった時、ふと時計を見ると1時だった。昼食に僕の得意料理である「ケンミンの焼きビーフン」を作ることにする。冷蔵庫にあったモヤシとタマネギとニンジンと豚バラ肉をフライパンで炒め、ビーフンと水を入れて蓋をするだけである。

ビール作りに挑戦するために、天然水と消毒用エチルアルコールを買いに行くことにする。ついでに、車にガソリンを入れに行って灯油も買おう。液体ばかりの買い物だ。家を出ようとすると、まだビーフンを食べている娘が「一緒に行きたい」と言うので、食べ終わるのを待って連れていくことにする。

車にポリタンクを積み、娘をシートベルトで固定して、まず近くの薬局に行く。大掃除用のエタノールの安売りの貼り紙があるので売場を探していると、エタノールの隣に天然水も置いてあるのを発見する。これで、食料品店に寄らずに済む。2リットルのペットボトル6本詰めの箱を持ち、エタノールのプラスチック瓶を娘に渡すと快く運んでくれる。

再び車に乗り、ガソリンスタンドへ行く。ここのスタンドは2人のおじいさんが働いているのだが、あまり繁盛はしているようではない。この前、車がガス欠になってしまった時、「えらい徹底的に乗りまんねんな」などと言いつつ親切にしてくれたので、それから贔屓にしている。ガソリンと灯油を入れてもらっていると、娘が「お茶買いたい」と言いながら自動販売機を指さす。最近、自動販売機のオモチャで遊んでいるからだろう。「お茶買いたいんか。でもな、売り切れやねん。自動販売機カラッポ。」

家に帰って、早速ビール作りにとりかかる。水3リットルにねばねばのモルトエキス750グラムを入れて1時間煮込む。麦芽エキスの甘い匂いが家中に広がる。モルトエキスの味に覚えがあるので、何だろうと考えたらすぐに思い出した。赤ん坊が便秘になった時に飲ませる「マルツエキス」は「MALT EXTRACT」だったのだ。

途中3回に分けてホップを投入する。ホップはすごく苦い。鍋ごと冷ました麦汁を、エタノ-ルで消毒した漏斗でペットボトル3本に戻し、水と加えて全部で5リットルになるようにする。ペットボトルの口からイーストをパラパラと振り入れる。思ったより簡単だった。ペットボトルに光が当たらないように、段ボール箱に戻す。一週間後に瓶詰めするために、小瓶15本もちゃんと揃えてある。楽しみだなあ。

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