日記2001年09月16日

息子が民族学博物館に行きたいというので、車で出かける。途中、コンビニによってお茶を買う。隣にミスドがあったので、ドーナツも買う。万博の南側の駐車場に車を停めて、太陽の塔に向かって歩く。万博公園の入口は自動改札になっていた。太陽の塔の正面でモデル撮影会をやっている。キレイな女性の回りを初老の男たちが取り囲んでいる。オジサンたちは高そうなカメラをぶら下げており、モデルの女性はコンサバティブは服装を着てフォトジェニックな笑顔を作っている。バックには黄色や紫の花が咲き、それを見下ろすように、太陽の塔が立っている。

公園のあちこちでツクツクホウシの鳴く声が聞こえる。お祭り広場でフリーマーケットをやっている。入場料350円。わりとすぐに民博に着く。思ったよりずっと近いように感じる。考えてみると、娘が自分で歩くようになったからだ。今までは途中から子供を抱えていたから、すごく遠いような気がしていた。

民博はガラガラ。とりあえず、ビデオテークで「ドイツのソーセージ作り」を見る。僕がこれを見るのは3回目。いつも奥さんが見たがる。最近、奥さんが息子の級友のお母さんと話していて、そのお母さんも「民博に行ったら、とりあえずビデオでドイツのソーセージ作りを見る」と言うので意気投合したとのことである。このビデオのメインは豚の解体で、豚さんの頭を何かでパーンと撃って、首からビューっと血を出すところから始まり(この血もソーセージの材料となる)、お腹を裂いて中身を取り出したり、膀胱を洗ってから風船みたいにぷーっと膨らましたりする。まあ、結構おもしろいことは確かだ。

展示を一通り見て回る。途中の休憩所に世界のいろんな木の椅子が置いてある。順番に座ってみて、一番座り心地のいいやつの形を覚える。いつか自分で作ってみたい。いろいろな展示を見て回っているうちに、ここにあるものはみんな基本的に生活用具なのだということに初めて気付いた。途中でテラスに出て、持参のお茶を飲みドーナツを食べる。飲み物の自販機があるが、「虫害を防ぐために甘い飲み物は売っていない」という旨の説明が書いてあり、なるほど確かにお茶の類いとブラックコーヒーだけしかない。そんなところでドーナツを食べるのはまずいような気がするが、もう食べかけなので、こぼさないように気をつけながら全部食べてしまう。

奥さんと子供たちがまたビデオを見るという。僕は「ドイツのビール作り」なんかを見る。博物館を出て、レストランでナシ・ゴレンを食べてから、駐車場に向かって歩く。途中の芝生に寝転んだりする。駐車場の手前で娘の機嫌が悪くなったので、眠いのだろうと思ってダッコしてやると、すぐに寝てしまう。車で走り始めるとすぐに雨が降ってくる。洗濯物を干してきたが、濡れるのは構わないのだと奥さんは言う。「洗濯物を家の中に干してきたのに、晴れた」という場合の方が悔しいのだそうだ。なるほど、そういう考え方もあるのか。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://bun.asablo.jp/blog/2001/09/16/6335036/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。