日記 ― 2001年05月19日
バイクのタンクが錆びているせいで、キャブのどこかが詰まって、ドレンパイプからガソリンが漏れる。だましだまし乗っていたのだが、とうとうエンジンがかからなくなってしまった。会社で同僚たちにバイクの不調を訴えていると、2人がメンテナンスの本を貸してくれた。それを読むと「キャブのばらしは自信がなければやるな」と書いてある。僕は自信があるかどうか自問してみると、ない。しかし、自分で直さないとしたら、また700m離れたバイク屋までバイクを押していって数千円払って直してもらうしかない。しかも、1ヶ月後くらいにまた同じ状態に直面する可能性が高い。あるいは、4万円払ってタンクを交換してもらうか。
考えてみれば、僕は機械設計のプロである。エンジンとは関係ないが、機械設計で16年もメシを食っている人間がキャブの清掃くらいできなくてどうする...。と考えて、やってみることにする。まず、シ-トをはずす。これは簡単。次にタンクをはずす。燃料コックがオフになっているのを確認し、燃料ホ-スをはずし、ネジを3本はずす。これも簡単。次は本丸、キャブレタ-である。ドレンのネジをゆるめてキャブの中に残っているガソリンを排出する。吸気側のゴムをはずし、排気側のゴムもはずす。これはちょっと苦労するが、でもなんとかはずれた。なんだかわからないパイプをはずす。アクセルワイヤ-とチョ-クケ-ブルは、はずすのが大変そうなので付けたままにしておく。
シ-トとタンクがはずれて裸になったバイクから2本のワイヤ-でキャブがぶらさがっている状態になった。何というか、動物を解剖しているような感じである。フロ-ト室のフタをはずすと、キャップの内側はタンクから流れてきたサビで汚れている。キャブの内部というのは想像以上に複雑な構造をしている。動物で言うと心臓みたいなもんだな。フロ-トピンがサビで詰まって動かなくなっている。以前、家のトイレのタンクのフロ-トが下がったままになり、水が流れっぱなしになったことがあるが、あれと全くおなじことだ。フロ-トピンにキャブクリ-ナ-を吹きつけるとピンが動くようになった。これでオ-ケイ、...のはずである。
とにかく元通りに組み立てる。機械を分解する時の鉄則は「組み立てる時のことを考えながらばらすこと」である。部品を外すときは「何がどこにどういう向きに付いていたのか」を覚えておかなくてはならない。その鉄則を守ったことにより、愛車は問題なく元通りの姿に戻る。キックを2回踏んでから、「どうせすぐにはかからないだろう」と思いつつセルを回すと、何とイッパツでエンジンがかかるではないか。やった-。感激。エンジンも気持ち良い音をたてている。今度またフロ-トピンがサビで詰まった時は、キャブをばらさなくても、燃料パイプからキャブクリ-ナ-を入れればいいのだ(多分)。ちょっとアクセルを開けてブルンブルンと回転が上がるのを確認してからエンジンを切る。手術は成功だ。すごく良い気分である。
考えてみれば、僕は機械設計のプロである。エンジンとは関係ないが、機械設計で16年もメシを食っている人間がキャブの清掃くらいできなくてどうする...。と考えて、やってみることにする。まず、シ-トをはずす。これは簡単。次にタンクをはずす。燃料コックがオフになっているのを確認し、燃料ホ-スをはずし、ネジを3本はずす。これも簡単。次は本丸、キャブレタ-である。ドレンのネジをゆるめてキャブの中に残っているガソリンを排出する。吸気側のゴムをはずし、排気側のゴムもはずす。これはちょっと苦労するが、でもなんとかはずれた。なんだかわからないパイプをはずす。アクセルワイヤ-とチョ-クケ-ブルは、はずすのが大変そうなので付けたままにしておく。
シ-トとタンクがはずれて裸になったバイクから2本のワイヤ-でキャブがぶらさがっている状態になった。何というか、動物を解剖しているような感じである。フロ-ト室のフタをはずすと、キャップの内側はタンクから流れてきたサビで汚れている。キャブの内部というのは想像以上に複雑な構造をしている。動物で言うと心臓みたいなもんだな。フロ-トピンがサビで詰まって動かなくなっている。以前、家のトイレのタンクのフロ-トが下がったままになり、水が流れっぱなしになったことがあるが、あれと全くおなじことだ。フロ-トピンにキャブクリ-ナ-を吹きつけるとピンが動くようになった。これでオ-ケイ、...のはずである。
とにかく元通りに組み立てる。機械を分解する時の鉄則は「組み立てる時のことを考えながらばらすこと」である。部品を外すときは「何がどこにどういう向きに付いていたのか」を覚えておかなくてはならない。その鉄則を守ったことにより、愛車は問題なく元通りの姿に戻る。キックを2回踏んでから、「どうせすぐにはかからないだろう」と思いつつセルを回すと、何とイッパツでエンジンがかかるではないか。やった-。感激。エンジンも気持ち良い音をたてている。今度またフロ-トピンがサビで詰まった時は、キャブをばらさなくても、燃料パイプからキャブクリ-ナ-を入れればいいのだ(多分)。ちょっとアクセルを開けてブルンブルンと回転が上がるのを確認してからエンジンを切る。手術は成功だ。すごく良い気分である。
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