日記 ― 2005年07月26日
さすがに疲れたので8時まで寝てしまう。朝食はホテルの自動販売機コーナーでホットドッグとタイ焼きと焼きオニギリを買ってきて部屋で済ます。台風接近中につき、万博見物をとりやめて名古屋市内観光に出かけることにする。
ホテルの外に出ると小雨が降っている。まず名古屋港水族館に行くために地下鉄に乗る。名古屋港に着いた頃には雨は上がっていた。近くに観覧車が見える。大阪の海遊館のあたりとよく似た景色だ。外に大きなプールと観客席があって、イルカのショーが始まるところだった。前の方の席に座ってじっくり観る。なかなか迫力があった。ショーが終って水族館の展示を見に行く。銀色の海水魚はどれもうまそうだ。いつもながら、水中を泳ぐペンギンは速い。ナポレオンフィッシュの顔はでかい。横顔をデジカメで撮った。ウミガメは恐い顔でガラス越しに睨みつけてくる。人工孵化させたウミガメの子どもがたくさんいて、これがみんな育ったら飼うのが大変だろうなと思ったら、海に放流するとのこと。
12時を過ぎてお腹も空いたので名古屋駅のあたりで昼ご飯を食べようということになり、地下鉄の駅に戻る。ところで、名古屋では名古屋駅のことを「名駅(めいえき)」、名古屋港は名港という。名古屋城を名城というのかどうかは知らないが、名古屋城の近くを通る地下鉄環状線は名城線である。でもこの名古屋をメイと略す風習は何か変だ。名古屋に来てからずっと考えていたのだが、何が変なのかがやっと判った。「名ナニナニ」というのは、名医とか名曲とか名馬というように「優れている」ことを表す言い方である。名駅、名港といったら優れた駅や優れた港という意味になる。ナゴヤの駅、港ならばナ駅、ナ港と略すべきではないか。いや、ナゴヤの人にとっては「ナゴヤ=優れている」なのかもしれない。それなら、いっそドラゴンズの選手のことも「名選手」と略してはどうか。
などと地下鉄の中で考えているうちに予定が変更になった。名駅には寄らず、息子が見たいという名古屋ドームまで行くことになる。事前に調べたところでは今日は野球の試合は無いが、グッズショップとレストランは開いているようだ。
地下鉄の名古屋ドーム前駅から地上に出ると雨が降っている。ドームまでは結構歩くが、ずーっと屋根が続いていて全く濡れずに行けるようになっている(ただしJRの駅からだと濡れそう)。近くまで来たところでドームをバックに記念撮影。あたりには我々以外誰もいない。ドームの形は平凡なお椀型で、大阪ドームのようなワケのわからないインパクトは無い。大きさも大阪ドームより小さく感じる。ドームのそばまで来てみると、正面の壁に妙に迫力の無い水色の竜の絵が掲げてある。とろんとしたしまりの無い目付きが、竜らしからぬ脱力感を醸し出している。しかし、何となくどこかで見たような目付きだなあと思ってよく考えたらこれはオチアイ監督の目とちゃうか? つまり「オレ竜」だということに気付いた。
そこから右に3分の1周ほど歩いたところにグッズショップとレストラン街みたいなところがあった。セルフサービスの店が6軒くらい並んでちゃんと営業しているが、我々以外の客はひと組だけだった。名古屋らしく味噌カツを頼もうとしたら、そのお客のうちの一人のおじさんがカウンターの中に入ってきて注文を聞いた。ヒレ味噌カツ定食2つ、と言ってお金を払ったら「73」と書かれたプラスチックの番号札をくれる。他にお客がいないのに何で番号札が必要なのか? 味噌カツができて番号札と引き換えに受け取る。おじさんは子ども用の取り皿を用意してくれていたが、子どもたちは別の店で注文したざるそばを食べているのでいらないのだった。味噌カツのタレは甘くてちょっと苦くてチョコレートみたいだが、意外とイケた。
天井からぶら下がっている大型液晶TVに台風の進路が映っている。東海直撃コースだったのが、東の方にそれたようだ。全国ネットのニュースは台風が関東地方に接近すると、他の場合より熱心に台風情報を伝える。
レストランのフロアからスタンドへの入り口がガラスドアなので中をのぞき込むとグラウンドが見えた。立て看板みたいなものがいっぱい並んでいる。明日、就職説明会があるらしい。
お客のいないレストランフロアを出て、グッズショップに入る。中日ドラゴンズのマスコットはシャオロンというのか、知らなかった。「小竜」の中国読みだろうと推測する。タイガースグッズもたくさん売られていて、息子が欲しがっていた「タイガース扇子」があったので買ってやる。
ショップを出たところにある表示板によるとドームの周囲は750mだそうである。それを見た息子が走って1周してみたいという。時間を測ったら3分くらいだった。僕は腰が痛くてそんな元気は全然無い。駅まで歩いて戻る途中に図書館があったので、中に入って休憩する。小さい図書館で、別に読みたいものも無かったのでぼおっと座って休む。子どもの頃、名古屋に引っ越した友人の家に泊まり、名古屋市科学館に行ったのを思い出した。行ってみようかと思って開いている時間を調べたら、もう終りかけだった。
また地下鉄に乗って栄まで行く。デパ地下で夕食を買い込んで、ホテルの部屋で食べようということにしたのだ。地下街の薬局で湿布薬とドリンク剤を買う。デパ地下に行って総菜売り場を探しているとジェラートとソフトクリームの店があったので、子どもたちはジェラート、僕はソフトクリームを食べる。奥さんは我慢している。それから総菜売り場をうろうろして、僕は「天むす」、奥さんは「手羽先」、息子は「鰻丼」、娘は「おこわ」に決定。ミニトマトも買う。それからパン売り場で明日の朝食用にパンを買う。
またまた地下鉄に乗ってホテルの最寄り駅まで戻る。切符を買う時に奥さんが、今日は「地下鉄一日切符」を買えば良かったということに気付いたがもう遅い。駅に着いて地上に出ると鮮やかな虹が出ていた。デジカメで写真を撮る。周りにいた人たちもケータイを空に向けていた。コンビニに寄ってビールとジュースとお菓子を買う。ホテルの入り口に着くとフロントの女の子が外に出てきてケータイで虹を撮った。
ビールと天むすの夕食をとりながらテレビで阪神ー巨人戦を観る。シーツがホームランを3本打ってボロ勝ち。この調子で、あのとろんとした目付きのオレ竜なんかには絶対抜かれずに優勝して欲しい。風呂に入り、腰に湿布を2枚貼ってもらって寝る。今日は奥さんがシングルルームに行き、僕は娘と寝る。娘の寝相が悪くて熟睡できなかった。
ホテルの外に出ると小雨が降っている。まず名古屋港水族館に行くために地下鉄に乗る。名古屋港に着いた頃には雨は上がっていた。近くに観覧車が見える。大阪の海遊館のあたりとよく似た景色だ。外に大きなプールと観客席があって、イルカのショーが始まるところだった。前の方の席に座ってじっくり観る。なかなか迫力があった。ショーが終って水族館の展示を見に行く。銀色の海水魚はどれもうまそうだ。いつもながら、水中を泳ぐペンギンは速い。ナポレオンフィッシュの顔はでかい。横顔をデジカメで撮った。ウミガメは恐い顔でガラス越しに睨みつけてくる。人工孵化させたウミガメの子どもがたくさんいて、これがみんな育ったら飼うのが大変だろうなと思ったら、海に放流するとのこと。
12時を過ぎてお腹も空いたので名古屋駅のあたりで昼ご飯を食べようということになり、地下鉄の駅に戻る。ところで、名古屋では名古屋駅のことを「名駅(めいえき)」、名古屋港は名港という。名古屋城を名城というのかどうかは知らないが、名古屋城の近くを通る地下鉄環状線は名城線である。でもこの名古屋をメイと略す風習は何か変だ。名古屋に来てからずっと考えていたのだが、何が変なのかがやっと判った。「名ナニナニ」というのは、名医とか名曲とか名馬というように「優れている」ことを表す言い方である。名駅、名港といったら優れた駅や優れた港という意味になる。ナゴヤの駅、港ならばナ駅、ナ港と略すべきではないか。いや、ナゴヤの人にとっては「ナゴヤ=優れている」なのかもしれない。それなら、いっそドラゴンズの選手のことも「名選手」と略してはどうか。
などと地下鉄の中で考えているうちに予定が変更になった。名駅には寄らず、息子が見たいという名古屋ドームまで行くことになる。事前に調べたところでは今日は野球の試合は無いが、グッズショップとレストランは開いているようだ。
地下鉄の名古屋ドーム前駅から地上に出ると雨が降っている。ドームまでは結構歩くが、ずーっと屋根が続いていて全く濡れずに行けるようになっている(ただしJRの駅からだと濡れそう)。近くまで来たところでドームをバックに記念撮影。あたりには我々以外誰もいない。ドームの形は平凡なお椀型で、大阪ドームのようなワケのわからないインパクトは無い。大きさも大阪ドームより小さく感じる。ドームのそばまで来てみると、正面の壁に妙に迫力の無い水色の竜の絵が掲げてある。とろんとしたしまりの無い目付きが、竜らしからぬ脱力感を醸し出している。しかし、何となくどこかで見たような目付きだなあと思ってよく考えたらこれはオチアイ監督の目とちゃうか? つまり「オレ竜」だということに気付いた。
そこから右に3分の1周ほど歩いたところにグッズショップとレストラン街みたいなところがあった。セルフサービスの店が6軒くらい並んでちゃんと営業しているが、我々以外の客はひと組だけだった。名古屋らしく味噌カツを頼もうとしたら、そのお客のうちの一人のおじさんがカウンターの中に入ってきて注文を聞いた。ヒレ味噌カツ定食2つ、と言ってお金を払ったら「73」と書かれたプラスチックの番号札をくれる。他にお客がいないのに何で番号札が必要なのか? 味噌カツができて番号札と引き換えに受け取る。おじさんは子ども用の取り皿を用意してくれていたが、子どもたちは別の店で注文したざるそばを食べているのでいらないのだった。味噌カツのタレは甘くてちょっと苦くてチョコレートみたいだが、意外とイケた。
天井からぶら下がっている大型液晶TVに台風の進路が映っている。東海直撃コースだったのが、東の方にそれたようだ。全国ネットのニュースは台風が関東地方に接近すると、他の場合より熱心に台風情報を伝える。
レストランのフロアからスタンドへの入り口がガラスドアなので中をのぞき込むとグラウンドが見えた。立て看板みたいなものがいっぱい並んでいる。明日、就職説明会があるらしい。
お客のいないレストランフロアを出て、グッズショップに入る。中日ドラゴンズのマスコットはシャオロンというのか、知らなかった。「小竜」の中国読みだろうと推測する。タイガースグッズもたくさん売られていて、息子が欲しがっていた「タイガース扇子」があったので買ってやる。
ショップを出たところにある表示板によるとドームの周囲は750mだそうである。それを見た息子が走って1周してみたいという。時間を測ったら3分くらいだった。僕は腰が痛くてそんな元気は全然無い。駅まで歩いて戻る途中に図書館があったので、中に入って休憩する。小さい図書館で、別に読みたいものも無かったのでぼおっと座って休む。子どもの頃、名古屋に引っ越した友人の家に泊まり、名古屋市科学館に行ったのを思い出した。行ってみようかと思って開いている時間を調べたら、もう終りかけだった。
また地下鉄に乗って栄まで行く。デパ地下で夕食を買い込んで、ホテルの部屋で食べようということにしたのだ。地下街の薬局で湿布薬とドリンク剤を買う。デパ地下に行って総菜売り場を探しているとジェラートとソフトクリームの店があったので、子どもたちはジェラート、僕はソフトクリームを食べる。奥さんは我慢している。それから総菜売り場をうろうろして、僕は「天むす」、奥さんは「手羽先」、息子は「鰻丼」、娘は「おこわ」に決定。ミニトマトも買う。それからパン売り場で明日の朝食用にパンを買う。
またまた地下鉄に乗ってホテルの最寄り駅まで戻る。切符を買う時に奥さんが、今日は「地下鉄一日切符」を買えば良かったということに気付いたがもう遅い。駅に着いて地上に出ると鮮やかな虹が出ていた。デジカメで写真を撮る。周りにいた人たちもケータイを空に向けていた。コンビニに寄ってビールとジュースとお菓子を買う。ホテルの入り口に着くとフロントの女の子が外に出てきてケータイで虹を撮った。
ビールと天むすの夕食をとりながらテレビで阪神ー巨人戦を観る。シーツがホームランを3本打ってボロ勝ち。この調子で、あのとろんとした目付きのオレ竜なんかには絶対抜かれずに優勝して欲しい。風呂に入り、腰に湿布を2枚貼ってもらって寝る。今日は奥さんがシングルルームに行き、僕は娘と寝る。娘の寝相が悪くて熟睡できなかった。
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