「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」ポール・オースター編(柴田元幸訳)2006年01月15日

義父が貸してくれたので読んでみたら面白かった。借りた時は、ポール・オースターの小説かと思った。でもそうじゃなくてポール・オースターがラジオ番組で募集した短い物語(ただし実話)が179入っている。

内容はアメリカの一般庶民の体験だが、そのうちのかなりの割合で「心に残る偶然のできごと」が語られる。偶然の内容は奇跡的な出会い、不幸なめぐり合わせ、正夢、その他いろいろだが、不思議なことが実際に起きたのだという話が多い。

読んだ感じはアメリカの作家の短編集とほとんど変わらない。本当に実話なんだろうか? 事実にしてはでき過ぎた偶然が様々なところで起きているんだなあ。

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