「富の未来」 アルビン&ハイジ・トフラー2006年09月25日

僕は20年くらいまえにトフラーの「第三の波」と「未来の衝撃」を読んでものすごく感心した。トフラーは、現代社会が脱産業化して、核家族や正社員のフルタイムの仕事や画一的な教育や民族国家までもが「崩壊」すると予測していた。

今の世界はかなりトフラーの言ったとおりになりつつある。「富の未来」でも基本的には「第三の波」と同じことを言っているのだが、昔の予測が実現しつつある事例が豊富で説得力がある。これから先もまだまだ激しい変化があるようで、大変だ。

読んでいると、僕が経済や社会について言っているのと同じことがたくさん出てくる。僕は自分なりの道筋で一所懸命考えたつもりだったが、辿りついたところはトフラー師匠の掌の上だったのだった。

科学技術の進歩に対して楽観的過ぎるんじゃないかと思いつつ読んでいたら、悲観するための材料は山ほどあるが悲観ばかりしていないで考えよと戒める文章まで書いてあった。恐れ入りました。

今我々がどこにいて、どっちに向かえばいいのかを考えるために絶対必要な地図みたいな本だ。この前の「パワーシフト」はあまり印象に残っていないが、今回は面白かった。

コメント

_ MoMo ― 2006-09-27 01:28

ひさしぶりー
お元気そうですね。

富の未来、僕もよみました。
散文的ですが、おもしろいですよね。
基本は、ぶんようさんおっしゃるように、第三の波の流れですが。
近頃は、フリードマンの「フラット化する世界」、大前研一の「新経済原論」、ローマクラブの「成長の限界」となんだか、未来の本を読んでいます。そういうタイミングなのでしょうね。どもれもそれぞれ興味深く思っています。

_ MoMo ― 2006-09-27 01:33

未来というか、今、の本ですかね。

_ ぶんよう ― 2006-09-27 14:45

おひさしぶりっす。

今は、トフラーやローマクラブが20~30年前に未来として書いていた時期なわけですね。「成長の限界」(読んでませんが)に続編があったとは知りませんでした。

「フラット化」(トフラーの多様化とは反対ですね)はちょっと立ち読み、大前研一は読んでませんが、どちらも多分「経済」側面に偏り過ぎと思います。トフラー先生は「経済中心の考え方」も第二の波から生まれたもので、第三の波の社会では経済中心じゃなくなると書いてますね。トフラー派です。

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