余市 10年2006年11月09日

僕は輸入食料品を買うのは好きだが、輸入すると輸送のために余計なエネルギーがいるから国産で済めばそれに越したことはないと思っている(スーパーで野菜を買う時もなるべく近くで採れたものを買うようにしている)。そういうわけで、シングルモルトを飲むにしても日本産で満足できればその方がいいので、日本産も試してみる。

サントリーの山崎、白州はイマイチだった。同程度の年数のスコッチに比べると、なぜじゃ口当たりがピリッとしていて、そのピリピリ感に味が隠れてしまっているような気がした。今度はニッカの余市。昔からウィスキーはサントリーよりニッカの方がうまいというのが通説だが、これはどうだろうか。この前、朝日新聞の日曜版にニッカのウィスキーを最初に作った竹鶴さんの話が出ていたのを読んで、ストーリー的には申し分なしである。

こちら余市10年もややピリッとした感じはあるが、サントリーほどではない。結構スモーキーかつクリアな味でなかなか良い。でも、スコッチ・シングルモルトのような「何これ?」的な個性は無い。日本のシングルモルトなんてそんなに種類があるわけではないので、しょうがない。個性とは多様性の一部ナリ。

(追記)余市が目指したのはタリスカーではないだろうか。

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