「Scratch」 木村カエラ ― 2007年02月10日
これはGOOD。前の2作よりサウンドの完成度が高くて楽しく聴ける。なんか雰囲気がYUKIの世界に似てきたような気がする。前作「Circle」の感想で僕が言ったとおりになりつつあるのではないか。
QUEENの真似をしている「SWINGING LONDON」という曲がなかなかよくできていて面白い。やっぱり一人多重コーラスをうまくやるのがポップの鍵だ。この曲の作曲者はYUKIの曲の半分くらいを書いている蔦谷好位置である。他の曲も調べてみると、Jez Ashurstというイギリスのミュージシャンが2曲書いていて、この人もYUKIの「joy」に1曲提供している。なるほど、スタッフ人脈からしてYUKIに近づいているわけである。
あと、このアルバムは音が良い。洋楽みたいである。日本で録音しているが、レコーディングエンジニアが外国の人のようだ。録音したスタジオは前作とだいたい同じのようだが、同じ機材でもエンジニアによって違うんだなあ。
例によってDVD付きでプロモーションビデオ3曲とライブ7曲が入っているのだが、ライブパフォーマーとしてのカエラちゃんはまだちょっと年季が足りない気がする。
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