「Time Control」 上原ひろみ2007年03月01日

エレキギターが加わってチックコリアエレクトリックバンドみたいになった。これまでの3作からかなり進化しているような気がする。

アルバムタイトルと曲名のほとんどがTimeという言葉で始まっているという、統一感の強いコンセプトアルバムだ。時間というひとつのテーマでこれだけ多彩な曲を作ることができるというのは素晴らしい。

曲もそれぞれなかなか良くて、つまらない曲がない。リズムがカッコイイし、メロディはユニークなうえにちゃんと歌っているし、演奏はバカテク。これは名作でしょう!

PCトラブル2007年03月12日

1週間ほど前のある朝、「自転車で走っていたら右から何かがぶつかってきた」という夢で目が覚めた。普段もっとひどい内容の夢を見ても気にしないのだが、その時は何となくイヤな感じが残った。

その直後に服を着替えていると、メガネが寝間着のトレーナーにひっかかってヒンジのところが折れてしまった。僕はメガネを掛けたまま服を着替える習慣があるのだが、今までそれで特に問題はなかった。その日に限って災いが起きたのだった。

同じ日の午後、パソコンを使っているとソフトが次々に異常終了した。「メモリーが足りません」とか何とか表示されたような気もする。2ギガバイトもメモリーを積んでいるのに?と思いつつとりあえず再起動してみたが、起動途中に「Sixth Master :None」が表示されたところで真っ黒画面になり左上に_カーソルが点滅して止まる。それから何度リセットしても同じで、DelキーもF11も効かない。OSインストールCDを入れて起動しても反応しない。

メーカーのサポートにメールしたところ3日後に返事が来た。指示に従い、ハードディスクの電源と信号線のソケットを抜き差ししても変わらない。マザーボードのCMOSクリアをすると、真っ黒画面の直前で「CMOSクリアしたからDelを押してSETUPに行け」表示になったが、Delを押すと前と同じ「真っ黒画面で_カーソル点滅」になった。その内容を伝えるメールを送り、次の回答を待っている。

僕はアホなことにデータのバックアップというものを全くとっていなかったので、このままだといろんな情報が失われる可能性がある。そうなったら困る。くやしい。パソコンの神様、今後はちゃんとバックアップをとるようにします。セキュリティソフトも買います。ビル・ゲイツの悪口もあまり言わないようにします。今回はどうか元通り直してください!

メガネ2007年03月14日

壊れたメガネのヒンジのところにテープを巻いて掛けてみたが、グラグラして具合が悪い。古いメガネをいろいろ探し出したが、どれもデザインが古臭い。大きなレンズの黒ブチとか丸っこいボストン型とか。メガネのデザインの変遷は結構激しい。そもそも度数が変わっていてダメである。度数が緩いだけなら良いのだが、左右の視力のバランスが変化しているので右眼と左眼のピントが合わず、掛けるとクラクラする。更に探して、一つ前のメガネを見つけた。これはレンズも小さく度数も今と一緒だ。

問題はコーティングが剥げかけてボロボロになっていることである。なんでそうなったかというと、スキーをしている時にメガネについた水滴をグローブの指先で拭ったからだ。極端に言うと曇りガラスに近い。とりあえずこれで凌ぐしかないが、新しいメガネが必要だ。

メガネを買うと2、3万かかる。光学関係の仕事をしてきた人間から見ると、あれはボッタクリだと思う。専門分野だから高屈折率とか非球面とかの値打ちは判るのだが、そういうオプションをつけるたびに数千円ずつ値段が上がるのは高すぎである。

最近は数千円のメガネを売っている店もあると聞く。でも近所にそういうところがないので、十数年お世話になっているメガネ屋に行くことにした。今風のメガネを掛けた店員のお姉さんに壊れたメガネを見せて「これ直りますか?」と一応訊いてみると、メーカーに送って溶接すれば直るという。修理代は5千円くらい。細いところが千切れているので直せないだろうと思っていたのだが予想が外れた。

修理を頼んでから店内を見て回ると、安いメガネのコーナーがあって5千円のと8千円のカジュアルなフレームが並んでいた。予算が余ったので、1つ買おうと思ってしばらく物色したが、気に入ったのがなかった。でも新しいメガネも欲しくなったので、修理したメガネを取りに来た時にもう一度検討しよう。

パソコントラブル その22007年03月16日

メーカーサポートから2回目のメールが来た。症状から推測するにハードウェアの問題である可能性が高いのでパソコンを送るようにとのこと。仕方がないので用意した。

保証書のコピー。保証書に日付がないので、カ-ドの支払い明細を探し出してコピー。コピーは2階の子ども部屋にある古いマックに繋がったスキャナーで取る。マックからはフロッピーでデータを取り出して、奥さんのPCに移さなくてはならない。フロッピーに入れるには画像データを小さくしないといけないので、TIFFからGIFに変換する。古いマックなので1枚変換するのに何分もかかる。

1階にある奥さんのPCに外付けフロッピードライブを繋いで画像データを入力する。3階にあるプリンタを1階に降ろして奥さんのPCに繋いで印刷する。

メーカーのサイトからダウンロードした修理依頼書も印刷して記入する。「ハードディスクの内容を消去することに同意します」という文言の下に署名する。同意されない場合は修理せず送り返す場合がありますと書いてある。署名の横に「なるべく消去しないようにお願いします」と中途半端なことを書いておく。

各種ドライバCD-ROM、マニュアル類、各種書類と一緒にでっかいタワー型PC本体を段ボールに詰める。3階で梱包してしまったので降ろすのに苦労する。Webで調べてクロネコヤマトに登録して集荷を依頼すると3時間後に取りに来た。送料1680円。家じゅうを右往左往してやっとメーカーに送り出すことができた。しかし、パソコンが1台だけだったらもっと大変だったなあ。

「スクールデイズ」 ロバート・B・パーカー2007年03月21日

ボストンの探偵「スペンサー」シリーズの33作目。年に1作のペースだから33年も続いているわけである。僕は25年くらい前から読んでいる。スペンサーももう還暦に近いんじゃないかと思うが、相変わらずタフだ。まるで「あぶさん」だ(と思って調べたら、どちらも1973年スタートだった)。

スペンサーが引き受けるトラブル解決の顛末を読むことで、アメリカの社会問題をいろいろと知ることができる。スペンサーが扱った問題はしばらく経って日本でも起きるのである。たとえば日本でストーカー犯罪というのが社会問題になる何年か前に、スペンサーの恋人スーザンがストーカーに遭っていた。

この本でスペンサーが扱うのは高校で生徒が銃を乱射した事件だ。スペンサーは乱射事件の背後に隠れていたある問題を発見する。つい最近それに似たようなことが日本でも起きた。スペンサーが扱ったトラブルが日本で問題になるまでの期間は、昔は10年くらいだったが、だんだん短くなってきて今回は1年くらいだ。日本がアメリカに近づきつつあるのだろう。

ところで、この作品から訳者が変わった。前の訳者は直訳調でちょっとヘンだったので最近は原書ペーパーバックを読んでいたのだが、新しい訳者に期待して読んでみた。スペンサーの口調がなんかヤワになったような気がしてあまり気に入らなかった。

パソコントラブル 32007年03月23日

突然PCが宅配便で送り返されてきた。修理報告書にはメモリー故障のため交換しましたと書いてある。2枚とも交換したみたいだが、2枚いっぺんに故障するだろうか? 1枚は念のため交換したのか? 修理に出す前にメモリーの抜き差しはやってみたのだが、その時に1枚ずつ抜いてみたら故障してるのを見つけることができたのだろうか? その場合はメモリーだけ送り返せば済んだのか?

いろいろ疑問は残るが、とにかくPCを取り出してみると、ファンのあたりについていたホコリが無くなってキレイになっている。掃除してくれたらしい。起動してみると、デスクトップに散らばっているファイル類は元のままである。良かった! データは消されていない。

今回のトラブルで、パソコンはライフラインでありデータは資産であるということを痛感した。パソコンの神様に誓ったとおり、セキュリティやバックアップをちゃんとケアしなくてはならない。ちょうど最近出たノートン360というのがそのへんをまとめてカバーしてくれるみたいなので、早速ダウンロード版を購入した。パソコン内のファイルをオンラインで2ギガ分バックアップしてくれるというのがよい。オンラインなら火事や水害に遭っても大丈夫だ。

ランドセル2007年03月28日

息子が小学校を卒業してランドセルが要らなくなった。今のランドセルは丈夫だ。昔僕が使ったランドセルは4年でボロボロになって引退したが、息子のヤツは6年使ってもピカピカしている。

ランドセルをどこかに寄付するという話を聞いたことがあるのでググッてみたら、アフガニスタンに送る活動が見つかった。アフガニスタンの子どもたちは青空教室でランドセルを机代わりにして勉強するのだそうだ。

ランドセルを小さいランドセルに仕立て直して記念品にするという商売もあるらしいが、寄付する方が有効利用だ。郵便局に行ってアフガニスタンまでの輸送費1800円を振込み、ゆうパックで横浜港に送った。