食品問題 ― 2007年08月03日
最近の中国食品問題で僕がヤラレタと思ったのは、給水器用のミネラルウォーターの半分が偽物で水道水だったという件である。出張で上海に6週間滞在した時、水道の水が汚いので歯を磨くのにも給水器の水を使っていたのだが、あれは五分五分の確率で水道水だったのか。
最初「水道水を詰めてるんじゃないか?」と疑うには疑ってみたのである。でも交換用の新品のボトルを見るときれいなシールで封がしてあったので、まあ大丈夫だろうと思ったのだった。しかし偽物はそのシールも偽造しているのだという。僕の考えは甘かった。
上海で食べたものの中で一番旨かったのは、香港式飲茶チェーンのシュウマイである。このシュウマイの特徴は肉が荒挽きであることで、以来僕はシュウマイは荒挽き肉に限ると思い込んでいる。最近我が家では食材を購入するのに生協の宅配を利用しているのだが、食材のリストに「あらびき肉しゅうまい(冷凍)」というのを見つけた時にすぐ注文してしまった。上海で食べたシュウマイとは比べものにならないが、おでんに入れたらまあまあだったので、その後もう一度注文した。
先月、生協から宅配された荷物に「お知らせ」の紙が入っていて、「あらびき肉しゅうまい」の代金298円×2が返金されていた。材料にミートホープ社のミンチが使われていたのだという。ヤラレタ。もうどこから弾が飛んでくるかわからない。
中国産には何が入っているか不安だし、日本産の加工食品も怪しい。なるべく素性の分かる食材を買って、自分で一から料理した方が良さそうだ。そうするとお金も手間も掛かるが、あんまり安さや便利さばかり追求した結果が今の状態なのかなとも思う。それにしても、ただでさえ毎晩のオカズを考えるのは大変なのに、悩みのタネを増やさないで欲しいものである。食品業界、ええかげんにせえよと言いたい。
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