ドライヤー2007年10月06日

この前、風呂上がりに頭を乾かそうとヘアドライヤーのスイッチを入れたら、一瞬だけ「ヒュン」とモーターの回る音がして、それっきりウンともスンともいわなくなってしまった。寿命が尽きたのだろうか。大学に入って一人暮らしを始めるときに買ったから、26年使ったことになる。

最近のドライヤーは軽いプラスチック製でスイッチもチャチなスライド式だが、こいつはステンレス製でスイッチはカチカチと押し込むメカニカルなやつである。僕はこういう旧式な製品の方が好きだ。

数年前に「昔のドライヤーにはアスベストが使われていた」という報道があり、メーカーにメールで「これこれの型番のドライヤーにアスベストは使われていますか?」と問い合わせたことがある。数日後に、技術屋と思われる気の弱そうな声の青年から電話が掛かってきて、アスベストは使われていませんと教えてくれたので、安心して使い続けていたのだった。

モーターが壊れたのならしょうがないが、コードが切れただけなら直せるかも知れないので、一度分解してみることにした。ネジを2本はずしてグリップをパカッと開ける。テスターでコードの導通を確かめると、片方のラインが断線している。コードの根元の部分が長年の使用によって変形している。カッターで切り裂いてみると、やっぱりそこが切れていた。

被覆を剥がして銅線を繋ぎ、半田で固めておく。熱収縮チューブで被覆して一丁上がり。グリップを元通りに組み立てて、コンセントに繋ぐと、ちゃんと動いた。直って良かった。

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