「honeycreeper」 パフィー2007年10月23日

アメリカで人気が出てから日本でも人気復活のパフィー。タイアップ曲が4曲入っている。前作同様、なんかパワフルである、味が濃い感じがする。歌が上手くなったからか、アメリカ市場を意識して力が入っているのか、昔より脱力感が減った。

最近は奥田民生の曲がアルバムに1曲しか入ってなくて残念だ。脱力感がパワーダウンしているのは、タミオの全面的なバックアップが無くなったからだろうか。しかしそのタミオ師匠の方も近頃はだらだら感があまりない。だんだん業界内の大御所的ポジションになってきたからか。

iTunesデータベースのジャンルは「Alternative&Punk」になっている。前作は「Rock」だった。もっと前のタミオプロデュース時代は「Pop」だった。パフィー周辺が入力しているとすれば、だんだんアーチスト志向になっているといえる。リスナーの誰かが入れているとしても、聴こえ方がそういう風に変わってきているわけだ。

パフィー本人たちがそういうサウンドが好きなのか、スタッフの考えなのか、また今後どういう方向に行くのかはわからないが、パフィーは曲を作っているわけじゃないので、RockとかAlternative&Punkと称しても結局「そういうサウンドに乗せたポップ」なんじゃないかと思う。Popでいいやん。

コメント

_ hijk ― 2007-10-28 01:55

> 脱力感がパワーダウンしている
おもろ~(^o^)

_ ぶんよう ― 2007-10-29 09:27

脱力感の源である小脳の出力は抑制性なので、「ある」が「ない」を生み、「ない」が「ある」を招きます。だからそのあたりの話題はつねにこういう逆説的表現になりますね。

_ hijk ― 2007-10-29 23:31

おっ………おぉ~…流石はぶんよう様…深い。
単なるレトリックじゃ無かったのですね。
「なんとなく」とか「脱力感」は、大脳の不活性化では
なくて、小脳の活性化で得られる、って感じかしら。

_ ぶんよう ― 2007-10-30 09:24

そういう感じですね。
ネガディブ・フィードバックの活性化によって、
バランスやリズムが生まれる...と。

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