津山2009年04月20日

この前、祖父母と曾祖母の法事があった。今まで法事には行かなかったのだが、いつになく親戚が大集合するというので行った。岡山県の津山市というところ。中国山地の川沿いの城下町。

大阪から高速バスで3時間弱、2670円で行けるのだが、ETC値下げの影響で渋滞するかもしれないのでJRで行く。新大阪から新幹線で岡山まで1時間弱、岡山から津山線で1時間強で行ける。料金は倍以上かかるが、鉄道の方が好きだから構わない。

山陽新幹線に乗るのは高校の修学旅行で九州に行ったとき以来。トンネルばかりでつまらんなあと思っているうちに岡山に着く。津山線は1時間に2本しかない。出発までまだ15分もあるのに3両のディーゼル車が停まっていてほぼ満席。ワンマンカーなのでドアはボタンを押して自分で開ける。

沿線はのどかな緑の景色だが、雨が降っていて窓が曇ってよく見えない。列車はガタゴトと激しく縦に揺れる。腰に悪い。レールが昔のままで短いうえに、保線作業が行き届いていないのだろう。iPodを聴きながらぼおっとしているうちに津山に着く。

津山市内の人通りはほとんどなく、駅前の商店街は壊滅している。シャッター通りどころか、廃屋や更地も多い。タクシーで叔父の家に着くと、30人以上いる。誰だか判らない人もたくさんいて、自己紹介し合う。いろいろなおじさん、おばさんと握手をする。何人かのおじさんの苦労話を聴く。

読経の後の会食で、17年ぶりに会った従兄弟と話す。この前会ったときはほとんど話さなかったので、ゆっくり話すのは小学生の頃以来だ。田んぼのことを訊くと、かなり休耕したり宅地にして貸したりしているという。

ところで、津山といえばB'zの稲葉君の出身地である。従兄弟は幼稚園から中学まで同級生だったそうだ。従兄弟によると、稲葉は頭のいいヤツやった。デビューしてまだ売れない頃は後援会みたいなのを作ってみんなでレコードを買ったりした。その当時は聴いても何も思わんかったけどなあ。

全員で記念撮影をして数分後にはキャビネサイズの写真が配られたので驚く。お供えのお下がりをたくさんもらい、従兄弟が車で駅まで送ってくれる。津山線の縦揺れでまっすぐに座っていられず、膝に伏せて寝てしまう。家に帰って稲葉君の兄が経営する「くらや」のお菓子「いちま」を食べたら美味かった。

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