記憶力の衰え2009年08月06日

40代後半になって記憶力の低下が著しい。新しいことを覚えるのも難しいが、それより昔覚えていたことを忘れつつあるのが問題である。同年代の友人たちもみんなその症状が出ている。会話をしていると、しょっちゅう誰かが「アレ何て言うんやったっけ?」とか言い出して話が停滞する。

大抵の場合は「うーん」と唸っているうちに誰かがちゃんと思い出すし、それでみんなが「そうそう、それそれ」と納得するので、脳のどこかにちゃんと記憶が残っていることは間違いない。でも、その記憶に素早くアクセスできなくなりつつあるのだ。

人や物の名前が出てこないのはまだ良いとして、もっと問題なのは「誰ソレが何を言った」とか「自分が何かをした」というエピソード記憶もやや曖昧になりつつあることだ。10年以上前の話なんかだと、自分がしたことと、自分が想像しただけのイメージと、人から聞いた話が混じり始めている。自分というものが変容しつつある。

今のところ、何かを間違えていることに自分で気が付いているわけだが、そのうちに何でも自分の都合の良いように記憶を作り変えてしまって平気になるのだろうか。

他方、自転車に乗るとか楽器を弾くとか、身体で覚える記憶は(体力的な問題は別にして)今のところ変化が無さそうである。光学機器の設計という僕の仕事は、どちらかというと身体で覚える方の能力を使うので、もうしばらくは大丈夫であるような気がする。

設計をしていると細かい問題点がいっぱい出てくるが、それが覚えられないのは昔からである。だから若い頃からメモを取りまくっている。何でもメモを取り、取ったメモをしょっちゅう読み返す習慣は失わないようにしたい。

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