新聞工場 ― 2009年08月11日
甲子園球場の南2キロの海上というか埋立地にある朝日新聞阪神工場に見学に行った。1時半に工場の入り口に着くとまず案内係のおねえさんが記念撮影をしてくれる。それから、とても眺めの良い講義室で新聞トリビアを聞いて、新聞社のお仕事紹介ビデオを見る。その後、見学コースを案内してくれる。
新聞工場なんて輪転機が回ってるだけだから、そんなに面白くもないだろうと思っていたが、輪転機は想像よりはるかに大きくて興味を惹かれる。3階建てになっていて、建売住宅2軒分くらいはある。数本の巨大なトイレットペーパーのようなロールから高速で繰り出される紙に全ページの両面を一気に印刷している。それをどうやって合体するのかが判らないのだが、機械から出てきたときには一部ずつ折り畳まれている。
ロール紙の交換を機械を止めずにやる仕組みもすごい。コピー機でA4一枚印刷するのだって時々紙が詰まったりするのに、この輪転機はそういうことが起きないのだろうか。この速さで紙が詰まったら大変なことになりそうだ。
見学が終わる頃に夕刊の印刷が終わって静かになる。新聞工場というのは昼夜2回、2時間ずつだけフル稼働するわけである。最後に、刷り上ったばかりの夕刊と特別版をくれる。特別版はさっき撮った記念写真が載っていて、我々が見学に来たことが記事になっている記念品である。
我が家では今のところ紙の新聞を取っているが、数年前から紙の無駄じゃないかと思うようになった。記事は半日前にネットやテレビで知った内容だし、広告スペースが多いし、折込チラシも要らない。朝食の友として習慣的に読んでいるだけのような気がする。見学はいろいろ面白かったのだが、ものすごい勢いで紙を消費する現場を見たので、無駄をよりリアルに感じてしまった。
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