「ツバメ・ノヴェレッテ」 コトリンゴ2013年01月16日

ツバメはもちろん燕のことだけど、ノヴェレッテは何かというと、短編小説のことらしい。英語のnovelの仲間。さらに調べてみると、短編小説みたいな短い曲を表す音楽用語でもあるのだった。プーランクの「3つのノヴェレッテ」をパスカル・ロジェが弾いているCDが手元にあったので、聴いてみると、このツバメ・ノヴェレッテに通じる雰囲気がある。

紙製のCDジャケットが歌詞カード兼絵本になっていて、曲が絵本のサウンドトラックという趣向。ピアノ、ベース、ドラムのコトリンゴ・トリオが基本だが、いつものようにピアノ弾き語りも、打込みもあって多彩だ。

打込みのサンプリング音は生楽器がほとんどで、いつもと違い、あまりエレクトロじゃなくてクラシカル。オーケストラのように聴こえるサウンドも全部打込みのようだから、スコアを自分で書いて、自分でプログラミングしているのだろう。すごい職人芸を持ったアーチストだ。

このアルバムをスタジオで録音している様子を12時間×3日間、ネットで生中継していた。僕は仕事をしながらずーっと観ていたので、そのときにやっていた数曲を聴くと、ツバメが飛んでいるイメージじゃなくて、狭いスタジオで録音している様子が頭に浮かぶ。

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