日記1999年03月21日

近くの小学校に地域振興券を受け取りに行く。ここは選挙の投票をしに何度か来たことがあるので、その時のイメージで「はい、どうぞ」と簡単にもらえるものだと思って体育館に入ったら、100人くらい並んでいる。列を誘導しているおじさんに訊くと、30分かかると言う。出直そうかとも思ったが、平日に支所まで出かけるのも面倒なので、息子と二人で並ぶことにする。しゃべったり遊んだりしながら待つ。周囲を見回すと老人と中年女性がほとんどである。物資の不足した国で配給を待っているような気分になる。でも地域振興券というのはムダ遣いを増やすためのものだからちょっと違う。受け取りを拒否するという人もいるらしいが、うちはひとつのイベントとしてもらうことにした。だから、こうやって並ぶのもディズニーランドで並んでいる人と同じで、好きでやっていることになる。行列を仕切るために並べてあった椅子の上に、配布係のメンバー表が置いてある。「水道局誰それ、年金課何某」などと市役所の各部署から動員されている。彼らはあまり好きでやっているのではなさそうである。それにしても要領が悪すぎる。10人くらいの係員を見ているとヒマな人と忙しい人がいる。仕事の配分を変えれば1.5倍くらいのスピードにはなりそうだ。

30分待って子供2人分の地域振興券を手にいれ、そのまま買い物に行く。プレイステーションを買うことにしたのだ。新聞にチラシの入っていたゲーム屋に行くと売り切れ。ショッピングセンターに行ってあちこち探して結局4軒目の店にやっとあった。本体とメモリーカードと「ウンジャマラミー」と「電車でGO2」を振興券で買う。2万5千円くらい。その後、アウトドア用品の店でチタン2重構造のマグを手に取って見ていたらすごく欲しくなったので(現金で)買う。これを会社に持って行ってお茶を飲もう。

ショッピングセンターの中の中華の店で昼ご飯を食べる。わりとおいしかったのだが、客は少ない。注文とりのおばさんは愛想が悪い。店の壁にイラストと文章の入ったプレートがたくさんかかっている。「絶望とは言葉にならないもので、それに立ち向かって行動することでしか乗り越えられない」...とか何とか。ここの店主は店の壁をメディアとして客に何かを伝えたいのだろうか。僕がこうやって文章を書いているのとどこが違うんだろう、という疑問が生じる。僕は文章を書くだけだが、むこうはおいしい唐揚げや春巻きを提供しているというところが違う。でも、あのプレートは店主が書いたのではなくて、どこかで買ってきた既製品のようにも見えた。そうだとしたらつまらない。

家に帰って「ウンジャマラミー」と「電車でGO2」をやってみる。「ウンジャマラミー」は楽しい。すごく良くできている。グリーンブラットの世界は面白い。息子もゲームの前後のアニメーションの部分を気に入って何度も見ている。EASYモードでやらせたら結構ノリノリで遊んでいる。「電車でGO2」は難しい。息子が生まれて以来ゲームはやめていたが、復活してしまった。でも、ウンジャマをクリアしたらパラッパをやるくらいにしておくつもりだ。

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