ドラマ「官僚たちの夏」2009年07月20日

テレビドラマはほとんど見ないのだが、これはなかなか面白いので見ている。高度成長期の経済の話だし北大路欣也が出てくるので、「華麗なる一族」とやや雰囲気がかぶる。佐藤浩市が演じる主人公の風越信吾は私欲が無くてカッコイイ。ウィキペディアを見ると、モデルは佐橋滋という実在の通産官僚で、やはり東大法学部卒。

霞ヶ関をどうするかを争点として総選挙が行われる時期に、官僚の存在意義を強調するドラマをやる理由は何だろうか。「こういう官僚たちのおかげで日本は経済大国になれたんだから、あまり苛めないであげよう」というキャンペーンなのか、それとも「昔はこんなに存在価値のある官僚もいたが、今の官僚はどうだろう」というネガティブ・キャンペーンなのか。

ところで、堺雅人の無造作風ボサボサ頭は時代考証的にアリですか。ビシビシの七三分けにしてもらいたい。それとエンディングに流れるコブクロの曲も雰囲気が合っていない。でも何が合うか考えてみたら意外に難しい。歌ものはダメだと思うが、「華麗なる一族」みたいな大層な曲は似合わないし、'60年頃のジャズはどうかな。マイルスかハービー・ハンコックの緊張感があってちょっとリズミカルな曲。

コメント

_ 通りがかり ― 2009-09-06 15:32

タンゴなんかどうでしょうかね。

_ ぶんよう ― 2009-09-06 18:20

こんにちは。
タンゴのレトロで深刻そうな感じは合うかもしれませんね。
コブクロより良いと思います。

今日から第2部が始まりますが、ちょうど政権交代の決まる選挙を挟んでいるわけですね。官僚たち、政権が代わったら心機一転して昔のように頑張れ、というメッセージなんでしょうか。

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