盗難自転車2009年10月20日

昨日の朝、知らない人から電話が掛かってきて、「お宅、自転車盗られませんでしたか」と訊かれた。2週間ほど前に息子がショッピングセンターの駐輪場で盗られた自転車が見つかったようだ。自転車に書いてある電話番号に連絡してくれたのだ。**市**町1257番地の○○アパートの駐車場にずっと置いてあると教えてくれたので、お礼を言う。○○アパートというのはテレビでCMを流している有名な賃貸会社だ。

グーグルの地図で検索すると、家から4キロくらいの場所である。地図を印刷して、すぐに車で取りに行くことにした。行ってみるとグーグル地図のピンが立っている地点に○○マンションがあった。駐車場に車は停まっておらず、赤い折り畳み自転車が1台だけあった。息子の自転車は銀色のママチャリだから、違う。念のためにアパートの周囲を一周して自転車置き場にある自転車もチェックする。隣のゴルフショップに行って、このへんで○○アパートはこの裏にあるだけですかと尋ねると、そうですよと教えてくれた。仕方が無いので家に帰る。電話をくれた人の電話番号のメモを持って来なかった。

電話をして、場所をよく確認すると、僕が行ったところでは無かった。道順を教えてくれる。そのへんにアパートは他に建ってないからすぐ判るよとのこと。今度はマップファンで検索してみると、さっき行った地点から300mくらい離れた場所が表示された。また印刷して再び車で出掛ける。

アパートを見つけたが、○○アパートの表示はなく駐車場にも息子の自転車は無い。そばにいた高校生くらいの少年に、このへんに○○アパートは無いか尋ねると、イヤホンをはずして「このへんのモンじゃないんで」と答えた。歩いてそのブロックを一周するが、他にアパートは無い。電柱なんかに番地表示も無い。車で周辺をぐるぐる回るとアパートを数軒発見したが、全部別の会社の看板が掛かっている。

自転車に幼児を乗せた女性がいて、子どもと一緒に下を見ている。道路をカマキリが歩いている。車の窓から顔を出して○○アパートのことを訊くが知らないという。カマキリを轢かないように自転車を追い越すと、前から郵便配達の赤いカブが来た。すれ違いざまに「すみませーん」と声を掛けると、行き過ぎて停まってくれる。降りていって○○アパートはどこですかと尋ねると、この道の突き当たりに見えているあの建物だと教えてくれた。他にあっちの国道沿いにもあるという。それはさっき僕が間違えて行ったところだ。さすがは郵便屋さん、ありがとう!

行ってみると、たしかに息子のママチャリがあった。タイヤの空気が抜けているだけで、カギも壊れたりはしていないようだ。車の荷室に積んで帰る。

グーグルの地図をよくみると、ピンは「**町」という表示に立っていた。グーグルは番地まで気にしていないようだ。「**町」という表示に立ったピンにホールインワンで別の○○マンションが建っていたのは無駄な偶然である。マップファンの地図は番地まで見ているようだが、あまり正確ではない。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://bun.asablo.jp/blog/2009/10/20/4643395/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。