餃子問題 ― 2008年02月01日
中国製冷凍餃子に殺虫剤が入っていた事件で、回収対象の商品リストが報道されたときに冷凍庫の中身を思い浮かべたが、よく考えたら我が家では最近外国製の冷凍食品は買わないようにしていたのだった。中国産の食材は過去にも何度も問題を起こしていて、中国人でも信用していないくらいである。やはり不安だ。日本製だけを買っていてもミートホープ事件には巻き込まれてしまったが、日本では内部告発があるだけマシだ。
自国製を買う理由は他にもある。外国から輸入するとフードマイレージが大きくなるうえに、冷凍食品の場合は冷凍しながら運ぶ分余計にエネルギーが必要である。車でエアコンを使うと燃費が悪くなるのと同じだ。国内の食材でもなるべく冷凍よりは冷蔵、冷蔵より常温のものを買いたい。
そもそも外国から食品を買うと食料自給率が下がる。今回の騒ぎをきっかけに国産食材の需要が高まれば、日本の農業にとって良いことだと思う。日本の食材を買うと高くつくが、なるべくご飯をたくさん食べるようにすればどうだろう。いろいろな食べ物の値段が上がりつつある昨今、お米の値段だけは下がっているのだから。
防寒 ― 2008年02月04日
今年の冬は寒い。本当に温暖化しているのか疑わしくなる。実際温暖化していないと主張している人もいるが、温暖化の真偽によらず温暖化していると考えて構わないと思う。資源枯渇や環境破壊の問題があることは間違いないし、それに対処する方法は温暖化への対策とほぼ同じだからである。温暖化していようが寒冷化していようがエネルギー消費を抑えるしかないのだ。
それはともかく、我が家では寝室の暖房はしていない。体温調節機能を健全に保つためという考えなのだが、省エネにもなるし光熱費の節約にもなる。子どもたちも生まれた時からずっとそうなので平気だ。とはいえ最近は寒過ぎるのか寄る年波か、僕の体温調節機能が追いつかない。
そこで寝袋を出してきた。ホームセンターの安売りで2000円くらいで買ったやつ。寝袋を広げて掛け布団の上に重ねて寝たところ、朝起きたら掛け布団から滑り落ちていた。寝袋は軽くて滑り易い。次に寝袋を寝袋として使ってみた。寝袋に入った上に布団を掛けると、これはなかなか良い。山小屋で寝ている気分にもなれる。
橋下知事 ― 2008年02月04日
僕は大阪府民になって20年くらいたつが、府政にはあまり関心がなくて知事選に投票した記憶がない。でも今回は府政の破産状態が明らかになったこともあり、誰がいいか真剣に考えた。考えてみると有力3候補のうち誰が成っても前の官僚天下り知事よりはマシのように思える。でもどの候補にも不満はある。
誰がいいかは別にして、きっと橋下弁護士が当選するのだろうと思ったが、橋下弁護士は物事をやや単純化して捉え過ぎる傾向がある。3人のなかでは一番信頼できない。しかし他の2人も積極的に支持したいほどでもない。橋下弁護士が当選しても構わないような気もする。それなら投票に行くこともないかとも思う。
でもとにかく投票に行った。誰かを当選させるためではなく、投票率に寄与するためである。投票率が高いほど、固定票を持つ特定勢力の発言力が弱くなる。とにかく誰でもいいから投票するのだ。誰に入れるかは投票用紙に向かってから考える。
結局、批判票として橋下弁護士以外に入れたが、橋下新知事の行動力には期待できそうな気もする。大阪府庁は映画「ブラックレイン」でしか見たことがないが、何か怪しいモノが潜んでいそうだ。毒を以って毒を制する感じで頑張ってもらいたい。
「Sleep Through The Static」 ジャック・ジョンソン ― 2008年02月17日
ジャック・ジョンソンのアルバムの中で一番ポップな曲が多くて聴きやすいのは「In Between Dreams」だ。僕はとても気に入ったのでギター譜を買ってコピーに挑戦した。簡単そうに聴こえるが、やってみるとすごく難しい。全然あの感じにならない。コードをジャカジャカ弾くだけの奥田民生弾き語りとは全然レベルが違った。
それ以前のアルバムは地味な感じがする。今回も地味めに戻った。いつもながら聴けば聴くほど味が出る静かに落ち着いた歌と演奏である。静かなのでさらっと聴けて単調なようにも思えるが、よく聴くと実はいろいろなパターンの曲があるし、一人多重コーラスなんかもやったりして凝っている。奥が深い。
最初はただ地味に戻っただけかと思ったが、何かが違う。でもその何かが判らずに何度か聴いているうちにふと、この静かでリラックスしてしかもカッコイイ感じはノラ・ジョーンズに似てるなあと思った。なぜそう思ったのかというとピアノが入っているからだ。そうか、今回は鍵盤が加わったところが新しい試みなわけだ。7回くらい聴いてやっと気付いた。
ジャック・ジョンソンのアルバムタイトルはDreamとかLullabyeとかSleepとか、眠り系の言葉がよく出てくるが、その言葉どおりウトウトしている時のような心地よさがある。
「KEEP ON、 MOVE ON」 ウルフルズ ― 2008年02月26日
「奥田民生カバーズ」を聴いたときに、リズムのノリが一番良かったのはウルフルズだった。それでウルフルズの新譜を買った。なかなか良い。シンプルな曲をシンプルに演奏しているだけだが、聴いていて楽しい。
トータスの声を聴くとあの顔のイメージが強烈に思い浮かんでしまうが、声だけに注意すると高音で歌ったときにマーヴィン・ゲイとかオーティス・レディングにちょっと似ていることに気付いた。「ウルフルズ」は「ソウルフル」から来ているのだから、そういう話は当り前なのだろうが、僕は今まで気付いてませんでした。
確定申告 ― 2008年02月29日
確定申告は過去に2回やったことがある。最初は住宅ローン控除の申請をしたとき。確定申告というとなんか難しそうだが、会社員として毎年やっていた年末調整の書類を作るのとたいして変わらなかった。保険料の支払い証明書などにローン残高の証明書が加わるだけだ。
次は会社を辞めた翌年。年度の途中で給料が無くなったので、天引きされ過ぎた所得税が結構戻ってきた。それはいいのだが、問題は退職金である。会社の人事部の説明では、退職金は分離課税なので申告の必要はありませんとのことだったが、確認のためネットでよく調べてみると、定率減税の分は申告すると戻るのだった。
今年は個人事業主として申告しなくてはならない。会社員の源泉徴収票の代わりに事業の決算書を付けて青色申告をする。決算書は会計ソフトが作ってくれるのを印刷するだけである。細かいところは納税協会の記帳指導で教えてもらった。この記帳指導は会計ソフトのインストラクターと税理士がマンツーマンで1時間半×4回も教えてくれて、しかもタダ。たいへん有難かった。
青色申告をするには複式簿記で帳簿を付けなくてはならないわけだが、複式簿記においては全ての金は借金であるから、僕のように無借金経営の個人事業でも僕個人が事業に対してお金を貸すというようなアホな形式になる。僕はこの複式簿記システムというのが現代社会の問題の源であると思うのだが、そのシステムを受け入れないと青色申告特別控除65万円が使えない。受け入れて申告書を作って税務署に郵送した。
それにしても所得税の仕組みは本当に分かりにくくできている。これは絶対わざとだろう。知らなかったら取られ損みたいなことがいろいろある。もっとシンプルにするべきである。
最近のコメント