「megaphonic」 YUKI ― 2011年09月02日
「Ray Of Hope」 山下達郎 ― 2011年08月15日
「The Present」 YUKI ― 2010年12月15日
「うれしくって抱きあうよ」 YUKI ― 2010年03月15日
「音楽堂」 矢野顕子 ― 2010年02月18日
「ドラマチック」 クラムボン ― 2009年12月04日
「魂のゆくえ」 くるり ― 2009年11月23日
「This Is The One」 Utada ― 2009年05月20日
宇多田ヒカルのアメリカ向けアルバム。3月に発売された日本盤は3000円もするのだが、5月発売のUS盤を待つと1550円で買えた。3000円なら買わなかった。日本のCDはなんでこんなに高いのか。
宇多田ヒカルの好きないわゆるR&Bアレンジでミディアムテンポからスローな曲ばかりである。以前の彼女のアルバムにはこういう曲が何曲か入っていて、僕はチープな音のリズムトラックが好きじゃないので悪いけど飛ばして聴いていた。最近はR&B志向が消えて全編ポップになって良かったなあと思っていたのだが、こういう風に仕向け地を分けて出してきたわけか。
インタビューで「日本で発表している曲に英語詞を付けるのではなく、別の曲にするのはなぜか」と訊かれて、「言葉の持つメロディは言語によって違うから」と答えていた。そこまで深く考えている人は世界でもなかなかいないだろう。そもそもバイリンガルの作詞作曲家で、全く異なる2つの言語圏で勝負できるくらいじゃないと、そんな問題に直面しない。
ボーナス・トラックの「Simple and Clean」は「Deep River」という曲を作り変えたもの。「どんな~ときだって・・・」というサビのメロディは削ってしまってアレンジもR&B寄りに変えているが、ポップな雰囲気も残っていて面白い。でも元のままの方が良いなあ。まあこのアルバムはアメリカのR&Bファンに向けて作っているのだろう。
ところで坂本龍一のMerry Christmas Mr. Lawrenceを引用した曲があって、メロディを原曲からちょっと変えてあるのが気になる。これは落ち着かない。
「YUKI Concert New Rhythm Tour 2008」 DVD ― 2009年04月03日
大体CDと同じアレンジで、意外にバンドサウンドで勝負している。良いバンドだと思う。曲が良いしYUKIも楽しそうに歌っているし、ハッピーな気分になれそうなライブだ。名曲「JOY」のアレンジが凝っていてカッコイイ。
ステージの背景に映されている映像がオマケに付いている。僕はライブ映像以外のミュージックビデオが好きではないのだが、見てみるとなかなか良かった。じっくり見るとすごく手間ヒマがかかっている。バックに流れるライブ演奏との組合せも面白い。
YUKIはステージでは子どもみたいにニコニコと歌っているが、メイキング映像を見るとプロデューサーでありバンドのリーダーとしてみんなを引っ張っている。シュールとリアルが両立した面白いキャラクターだ。
「TOUCH」 土岐麻子 ― 2009年02月13日
だいぶ前、毎月タワーレコードに行って試聴機を聴きまくっていた頃に、シンバルズというバンドが気に入ってデビューアルバムを買った。そのシンバルズのボーカルだったのが土岐麻子。お父さんは山下達郎のバックでソプラノサックスを吹いていた土岐英史。
シンバルズは面白いバンドだったがわりとすぐに解散して、土岐麻子はジャズやポップを歌うソロ歌手になった。シンバルズのポップなパンクサウンドに乗っているときの方が彼女の軽い声が活きていたので惜しい。
最近、日産のCMでビル・エバンズのワルツ・フォー・デビーに歌詞をつけて歌っていたのはなかなか良かった。本人出演のユニクロのCMの曲「How Beautiful」もかなり良い。その2曲が入っているので全体的にそういうサウンドになっているかと期待して、この「TOUCH」というアルバムを買ってみたが、他の曲は相変わらずだ。本人のボーカルは良いのに、曲やアレンジに恵まれていない。なんか’80年代みたいなサウンドが多い。電子ドラムの音までする。
それと、この人のアルバムはなぜか曲が少ない。今回は10曲あるが、「smilin'」は去年のアルバム「Summerin'」に入っていたのと全く同じ音源だし、「ブルーバード」は多少アレンジ違いながらソロ1作目「Debut」に入っていた曲だ。もっと濃密なアルバムが聴きたい。
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