原発問題 ― 2011年04月23日
放射線 ― 2011年03月20日
間接民主主義 ― 2010年08月30日
参院選 ― 2010年07月16日
最小不幸社会 ― 2010年06月09日
鳩山首相退陣 ― 2010年06月02日
買うたろう!商品券 ― 2010年02月20日

デフレ問題 ― 2009年12月14日
自民党 ― 2009年09月07日
世論調査では自民党の復活に期待する人は結構多いようだ。自民党は復活できるのだろうか。まず誰をリーダーにするかだが、幹部クラスの人材が払底していることは間違いない。人材がいたら安倍総裁の次ぐらいには出てきていたはずだ。
では若手が出てくるのだろうか。若手が出てきてリーダーになれたら自民党復活の可能性もありそうな気がするが、そんなことになったら年功序列というか当選回数による秩序が崩壊してしまう。仮に若手が総裁になるとしても、陰で誰かが操る形じゃないと収まらない。それだと自民党が出直した感じにならない。幹部なのか若手なのかよくわからない石破氏が適任かもしれない。
ともかくリーダーが決まったとして、民主党に対抗する旗印は何にするか。民主党との違いを訴えようにも、「官僚主導」とか「土建の復権」では支持を得られそうにない。話がそっちに行かないように、外交や防衛を論点に何か保守的な雰囲気を抽象的に訴えるしかないのだろうか。それでも自民党の中で意見が分かれそうな気もする。
自民党が復活するとしたら、民主党がコケた場合だろう。来年の参院選までに民主党が成果を上げられない場合は、自民党は政権担当能力を訴えることができる。あとは小沢・西松問題と鳩山・献金問題が残っているが、民主党全体がコケるほどのことにはならないのではないか。一方、民主政権は過去半世紀の自民政権の疑惑だの密約だのを暴くことができるが、自民が民主政権を攻撃するとしたら、政権交代後の短い期間のネタしか無い。
自民党が何とか復活した場合、民主党が廃止した次官会議や特別会計や天下り特殊法人を復活させようとするのだろうか。それができないとしたら何をしようとするのだろうか。そのあたりも見えない。
Revolution ― 2009年08月31日
総選挙は民主党の圧勝だったが、民主党の人たちが全然はしゃいでいないところが良い。300議席獲得というのは事前の予測報道のとおりで、アナウンスメント効果による揺り戻しも全然無かった。有権者が冷静で政権交代への決意が固かったということである。これはとてもクールな革命である。日本近代150年の最後は淡々と終わったのだった。
日本国民の多くが既存システムを変えたいと考えたのは前回の郵政選挙のときからだ。前回は自民、今回は民主が勝ったが、有権者の気が変わったのではなく、体制変革という方向性は同じである。前回は大騒ぎをした挙句に小泉一派に騙されたことが判ったので、今回はみんな冷静なのだろう。
与党の有名議員がたくさん落選したが、落っこちた人の共通点は「エラそうな人」ということである。エラそうな人というのは、自分が既存システムの高いところにいると思っているわけである。既存システムを変更しようというのが世の流れなのだから、エラそうな人が支持されるはずがない。
「エラい人がみんなを導く」というシステムが終わったのだと思う。今後はエラそうな人の出る幕はもう無いだろう。民主党の人たちは今のところあまりエラそうではない。エラそうになったら終わりである。
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